ねこやまローカボ日誌

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中学受験ブログ20 生徒が見守られていると感じる、効果的な褒め方の探し方


効果的な褒め方の探し方

 

生徒を褒める。

 

単純に見えて非常に複雑な、褒め技術。

一つ間違えば信頼関係も破たんする、配慮が必要な王道テク。

 

この褒め技術を身に着ければ、より良い共感を与えられる。

先生に見守られていると実感できる、より強い安心感を。

 

問題演習をひたすら繰り返す中で必要になる、共通意識

その意識を与えるために活用すべき、褒める方法

 

 

具体的に生徒を動かす褒め方とは、いったい何なのか。

そして褒められた生徒は、どんな行動が可能になるのか。 

 

これは一人の中学受験生と体験した、2年間の受験記録。

お時間のある際にでも、お読みいただければ幸いだ。

 

~ 過去のバックナンバー ~

 

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相当に難しい、生徒に刺さる褒め言葉

相当に難しい、生徒に刺さる褒め言葉

 

何を褒めればいい。

 

褒める技術を学ぼうと決めてから、私は考えた。

コウスケの授業のない時間に、脳内でシュミレーションを重ねた。

 

市販されている、褒める技術に関する書籍。

上位の先生が実践する、褒め方の授業参観。

 

周囲の褒めに関するテクニックを、とにもかくにも模倣した。

そしてノートに書き起こし、その特徴を分析した。

 

 

前回との比較を行い、出来た(成長した)部分を褒める先生。

普段は思いつかない、面白い発想を褒めるコンサルタント。

 

状況を打破しようとする、姿勢自体を褒める講師。

なかにはJKが髪型を変えただけで、べた褒めする男性講師も存在した。

 

様々な褒めテクを拝見する中で、コウスケに当てはまる要素を探す。

彼に適用できる褒め方を探し、一つ一つを脳内で想像する。

 

コウスケが問題を解いている姿を思い出し、褒める要素を模索する。

時に停止して寄り目をして遊ぶ彼を、脳でしっかりイメージする。

 

 

……。

……。

 

 

特にない。

何度考えても、特に褒める要素が見つからない。

 

しいていうなら、お気に入りの服の恐竜が強そうなことくらい。

それ以外、私の稚拙なイメージ力では褒める要素が見当たらなかった。

 

 

しかし全ての講師や書籍には、一つの共通見解がある。

それは決してやってはならぬ、褒めテクの中の禁句である。

 

それはムダ褒め

目についたあらゆる要素をただ褒める、最悪の行為。

 

そして同時に問題になる、高学歴な講師達のボキャブラリーの数

その豊富な表現力もまた、褒めた気にさせる弊害である。

 

それはつまり、適当に言ってもそれっぽく聞こえるという問題。

表面的には綺麗な言葉でも、具体的に成長を褒められていない。

 

心地良く聞こえる褒め言葉は、中身は何も褒めていない。

そしてただ褒められたと言う感覚では、生徒の行動を変えはしない。

 

 

おまえ、適当に褒めるなよ。

 

よく塾長が怒鳴り散らす、この発言。

彼もまた、その褒め言葉の諸刃っぷりを理解していた一人であった。

 

それほどまでに大切な、褒め言葉の使い方。

ただ褒めればOkと言う、低レベルの技術に縛られてはならないのだ。

 

いきなり困窮する、私の褒めワードたち。

90分の授業を耐えきれる言葉達は、まったく思いつかなかった。

 

 

またしても私は、いつもの思考沼にはまり込んだ。

決してはまるべきではないこの沼は、私の行動力を激減させる。

 

そして同時に、私はまたしても相談を持ちかけた。

いつもの師匠、大先輩の岸本先生に。

 

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極めてシンプルな、受験生への褒め言葉

極めてシンプルな、受験生への褒め言葉

 

行動の変化だけでいいよ。

 

生徒を褒めるポイントは、複雑に考えない方が良い。

岸本先生は、開口一番そう教えてくれた。

 

問題を解いている時、生徒は頭がパンクしている。

そんな時、より複雑な褒め言葉は逆効果だよ。

 

90分最初から最後まで、問題に集中させる。

そのために褒める時も、できるだけシンプルな言葉が効果的だよ。

 

そう教えてくれた岸本先生は、かなり楽しそうだった。

まるで褒めテクの持論を、かなり共有したい印象を受けた。

 

 

岸本先生の持論は、まさにシンプル

 

生徒を褒める行為は、大人を褒める行為と大きく異なる。

生徒の思考の余裕を、褒めることにより奪ってはならない。

 

そして同時に、褒め言葉は端的に表現する。

それにより、講師が生徒を見守っていることを十分に表現する。

 

そのために必要なのは、ただ一つ。

前回との変化だけを、端的に指摘するだけでいい。

 

さらに言うなら、褒めないこと

矛盾しているようだが、不用意に褒め言葉を使わないこと。

 

理想とすべきは、褒め言葉に似た状況報告

前回と何が違い、どんな努力をしたのかだけを指摘する。

 

講師が気が付いた変化だけを、端的な言葉で生徒に伝える。

そして同時にいいね!良くできたね!と、シンプルに褒めるだけ。

 

 

色々な思考が渦巻いている、生徒の問題演習中。

その演習中は、シンプルで分かり易い言葉しか入らない。

 

うまい表現や面白い表現で、褒める必要は全くない。

それは逆に生徒の思考の進行方向を、逆にそらしてしまうだけ。

 

あくまで伝えるべきは、生徒の行動が間違っていないこと。

その行動を繰り返せば、必ず効果に繋がると理解させること。

 

そう教えてくれた先生は、約4時間熱弁してくれた。

みっちり何度も、私に褒め持論を展開してくれた。

 

 

全然シンプルじゃない。

 

そう感じたのは、私がまだまだ超若輩だったから。

生徒を褒めることと、その説明の重要性をはき違える子供だったから。

 

~ 次回21回に続く ~