ねこやまローカボ日誌

美味しいご飯を気にせず食べたい、食べさせたい。だから厳選ローカボレシピを紹介させて。

中国旅行記① 相方の胃腸破壊と元気なタクシー運転手(成田~北京編)


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どえらいテンションである。

 

中国への旅行を画策し、はや半年。

遂に待ち望んだ大型休暇の初日がスタートした。

 

待ちに待った、中国プチ横断2週間旅行

ビザ不要ギリギリの14日を満喫する、私の遅めの夏休み。

 

もう私のテンションは、どえらいレベル。

もはや小3のXmasへの切望に匹敵する、抗えぬテンションだ。

 

 

いまだ足を踏み入れたことのない、未知&魅惑の国、中国

海外旅行ラヴを自称する上で、決して外せない国の一つ。

  

これは最高に楽しかった、初めてのチャイナ旅行の日誌

複数回に分けてお贈りする、皆様への強引な楽しさのおすそ分け日誌だ。

 

良かったら、ご覧いただけるだろうか。

この記事が、皆様のお口に合えば最高に幸せだ。

 

 

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トラウマに後押しされた5時間前の成田到着

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10月12日木曜日。

 

遂に6月から指折り数えていた、出発当日。

私は千葉にある、成田空港に到着した。

 

過去に三度も羽田空港のふりをし、私を遅刻させようとしたこの空港。

しかし今回ばかりは、エアチケットの空港名を軽く10回は見直した。

 

なぜなら、今回の日程は絶対に乗り遅れられないから。

これはぎっちぎちの日程で組まれた、弾丸旅行だからである。

 

 

普通のツアー旅行ならば、ある程度のサポートを期待できる。

少しの遅延くらいなら、旅の日程修正も可能だろう。 

 

しかし今回の旅は、完全オリジナルツアー。

数カ月も前からニヤニヤ組み立てた、ぎっちぎち旅行なのだ。

 

計8回の新幹線夜行列車を乗り継ぎ、可能な限り中国を横断する。

そしてその内、一つでも乗り遅れればTHE・END。

 

一気に予定が瓦解し、現地に置き去りにされる。

圧倒的に不足した語彙力と共に、私は未知の国に放置されるのだ。

 

 

しかし。

 

今回の旅行では、この成田発の飛行機さえ乗り遅れなければ問題ない。

何故なら今回の旅は、頼もしい仲間が同行するためである。

 

それは私の予定を待ちきれず、二週間も先に飛び出した私の相方

彼女にさえ再会できれば、全てが何とかなるのだ。

 

現地中国語がある程度使える彼女なら、現地の人と会話できる。

そのため彼女に会うまでが、今回のミッションである。

 

しかしそのミッションも、よく考えれば非常に簡単。

ANA先生にお任せすれば、すいーっと快適に空をまたいでくれるだろう。

 

 

遅刻さえしなければいい。

 

そんな想いで、私は約5時間前に成田空港に到着した。

二年前にバリへの飛行機を乗り過ごした、地獄の記憶を噛みしめながら。

 

あの当時の記憶は、今も尚鮮明に覚えている。

約40万の追加料金を請求されそうになった、若き日のトラウマである。

 

 

しかし今回は出発五時間前、まさに準備万全だ。

 この状況で遅刻するのは、野比のび太でも難しいだろう。

 

そして時間もたっぷりある私は、まず最初に日本土産を購入した。

これは後にお世話になる、あるホテルへのお土産である。

 

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出来るだけ派手で、日本っぽいのがいいだろう。

そんな気持ちから、私は写真の派手派手しいお菓子を購入した。

 

値段は非常にお安いが、見た目の日本感は特大である。

OH!HUJIYAMA!などと、現地の方も喜んでくれるに違いない。

※ちなみに富士山は描かれていない

 

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そしてさらに、パリパリお菓子も追加しよう。

東京と印字されているし、こちらも日本感は抜群である。

 

これもまたYEHA!PARIPARI!などとご好評いただくかもしれない。

しかしなぜ私の脳内の中国人は、さきほどから英語を使っているだろう。

 

 

そうだ。

 

ついでにイケてるバックパッカー感を醸し出すのはどうだろう?

これから中国!と、インスタ映えする写真でも取るべきではないのだろうか。

 

どでかいリュックに、ラフなTシャツなんか良いのでは?

そうすれば、何かワイルドな感じをオプション追加できないだろうか?

 

そう考えた私は、そそくさと空港の着替え室に入り込んだ。

繰り返しになるが、5時間前に到着した私には、時間は腐るほどの在庫である。

 

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そしてできるだけ良い感じに、いざパシャり。

死ぬほど腕に力を入れ、細マッチョ感を偽装する。

 

おおう、これぞ旅感である。

まさに旅行しまっせ!的な雰囲気が、いい感じに表現されている気がする。

 

ちなみにこの写真は、約20回近く着替え室で撮影している。

なかなかイケてる感じが出せず、大変苦労したのを覚えている。

 

このいかにも楽しんできますから!的な雰囲気。

これをSNSの優しい友人達に、どうしても伝えたかったのだ。

 

 

ただし、実際にはバックパッカーでもなんでもない。

ただ、カバンがメチャ大きいだけである。

 

宿泊先こそ激安ドミトリーやホテルばかりだが、ビシバシ新幹線も使用する。

エセバックパッカーであることは、明白な事実である。

 

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そしてそこから約5時間、私はロビーでAmazonプライムビデオを楽しんだ。

それはSUITSという、NYを舞台に有能弁護士が活躍する海外ドラマだ。

 

続きが気になりながらも、飛行機の出発の時間も近づいている。

しかしどうしてもあと2話見たい私は、どうしたら良いのだ。

 

なぜならAMAZONプライムは、中国での視聴が大幅に制限されてしまう。

現地ではWI-FIを使っても、このドラマは見れないのだ。

 

いや待てよ…。

 

たしかAMAZONなら、ダウンロードしてオフラインで視聴可能…。

いま空港でダウンロードすれば、現地に行っても見れ…。

 

 

いやバカバカ。

私のバカ。

 

お前は何を考えているのだ。

海外ドラマなど、いつでも見れるではないか。

 

これから行くのは、魅惑の中国旅行。

海外ドラマが入り込む隙間など、1パンダもないのだ。

 

ここはとことん、現地中国を楽しもうではないか。

日本ではできない体験を、モリモリかき集めようではないか。

 

 

そう思い返し、私はそそくさとチェックインを終わらせた。

それは荷物預け入れ時間の、ギリギリ10分前だった。

 

なぜなら荷物を早く預けすぎると、荷物搬出で最後に出てくるためである。

5時間前に預けようものなら、確実にラストに回されるだろう。

 

そうすると、現地北京空港での手続きも最後尾に回される。

空港のロビーで待つ相方を、あまり待たせるわけにはいかないのだ。

 

 

そして荷物を優しい係の方に預け、私は飛行機に乗り込んだ。

ここから成田→北京間の、約4時間の快適フライトの始まりである。

 

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そして楽しみにしていた、機内食との再会。

本日のおすすめ的な海鮮ちらし寿司を、モリモリ食べる。

 

正直ビックリするほど美味しいものではないが、空腹の私には大変に嬉しい。

機内食が与えてくれる旅感もまた、一つの重要な要素なのだ。

 

そしておもむろにキリンビールをお願いし、糖質制限と完全離婚する。

この旅では何も気にせず、なんでもモリモリ頂く所存である。

 

高度8000メートルで胃袋に沁みこむ、黄金のアルコール。

この時点ですでに、最高の旅だったと日記に書く勢いである。

 

そして二本目を美人スッチ―さんにおねだりし、タブレットのスイッチを入れる。

考えなおしてダウンロードしたSUITS3の14話は、最高に面白かった。

 

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へべれけで到着した北京空港

 

そしてひと眠りして到着した、北京空港21時

約一時間の時差のため、日本では22時である。

 

当時の北京空港は大変混雑しており、入管も凄まじい人である。

当然日本語も通じず、列ではバンバン前に割り込まれてしまう。

 

それはまるで、年に一度のお客様感謝祭のようだった。

聞いたところでは、中国の大型連休直後だったからとのこと。

 

空港のWi-Fiも殆ど繋がらず、私のIPHONEはただの鉄の箱。

仕方がなく私は、人の流れにひょいひょい付いていった。

 

 

猛烈な人の流れに身を任せ、私は感動に打ち震えていた。

これが夢にまで見た、あの中国なのかと。

 

らんま1/2に猛烈に憧れた、小学低学年。

ここがあの国民の9割がカンフー使いと言われる、修羅の国なのかと。

※事実無根

 

日本語を封殺されてもなお、肌で感じる人々の躍動感

おじいちゃんもおばあちゃんも、最高に元気なイメージである。

 

そしてそれに呼応するように、

テンションMAXの私は、なぜか税関では2回のボディチェックで歓迎された。

 

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そしてやっとの思いで、空港のロビーにたどり着く。

煌びやかな外の風景を眺め、思わず意味のない写真をパシャりまくる。

 

 

そしてそこで私は、この旅の相方と再会する。

待ちくたびれた相方は、日本とは違って完全防寒体勢だった。

  

彼女の名前は、もちこ。

もちろん本名ではなく、私がつけたあだ名の一つである。

 

その謎の名前の由来は、とあるLINEスタンプ。

まるでお餅のようにプリプリ歩み寄る、その姿をなぞらえたものである。

 

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本人もまんざらではないようなので、この旅ではもちこと呼称させていただこう。

少しでも愛着を持っていただければ、これ幸いである。

 

 

そして再会直後、もちこは大変申し訳なさそうに口を開いた。

まるでそれは、子供部屋に犬をかくまっていた幼稚園児の表情だった。

 

既に何かあったのかと心配する私に、彼女はこう伝えてくれた。

それはあまり、予想してなかった回答だった。

 

 

『胃腸がぶっ壊れた。』

 

…(´・ω・`)?

 

胃腸がぶっ壊れた?

なんだそのロボ的な症状は。

 

唖然とする私に、もちこはこれまでの経緯を話してくれた。

私より先にウイグル方面に先乗りした二週間に、何があったのかを。

 

どうやらその間、もちこの相方が謎の胃腸風邪に襲われたとのこと。

それは丸3日継続し、その間一切の食事が出来なかったらしい。

 

結果として胃腸機能は完全に停止し、消化機能も剥奪されてしまった。

食事は全て体をスルーパスし、倦怠感だけが数日継続するらしい。

 

熱・体のだるさ・腹痛・便意は一切なく、軽度の吐き気だけが継続する。

しかもその吐き気も、食べ物を消化できていないことに起因するようだった。

 

 

なんだその奇病は。

 

つまり体はすこぶる健康だが、食事が一切食べられないということか。

ちょっとカタカナの病名でも与えれば、とんでもない難病に思える症状ではないか。

 

最終的にその旅の相方は数日で完全復活したとのことだが、問題はそこではない。

問題は、いまもちこがその症状に悩まされているということである。

 

体はすこぶる健康だが、栄養が一切吸収できていない。

先ほどからヨロヨロしているのは、完全にガソリン切れの症状だ。

 

 

こんなにも中国でモグモグする気満々なのに、この病気はやばい。

これは早急に体調を戻し、もちこにも美味しい食事を摂らせる必要がある。

 

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ちなみにこちらの写真が、フラフラで北京空港を歩くもちこである。

そこにはプリプリ前進してくる、LINEスタンプの面影は皆無だった。

 

そうだと知っていたら、宿泊先で待っていてもらうべきだった。

私の熟練のボディーランゲージで、タクシーでもなんでも取るべきだったのだ。

 

いや、もはや後悔しても仕方がない。

ここは早急にタクシーを取り、ホテルに直行しよう。

 

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めちゃくちゃ並んでいる。

 

なんだこの長蛇の列は。

まさかタクシーでも安売りされているのか。

 

タクシー乗り場には、約100メートルの長蛇の列。

電光掲示板には約3分待ちまっせ的な表示が確認できるが、明らかにだ。

 

先ほどからフラフラなもちこに、神様ちょっと意地悪ではないだろうか。

これは日本なら30分は待つレベルの、長蛇っぷりだ。

 

これはまずい。

この寒々しい気温(10度)では、もちこの完治もガシガシ延期されるに違いない。

 

 

しかし私はここで、まず最初の中国の凄さを感じた。

それは日本では考えられない、国民の処理速度だった。

 

つまり、早いのだ。

何から何まで、無茶苦茶早いのだ。

 

タクシーが到着し、人が乗り込み、荷物をトランクに入れる。

何やらケンカにも思える大きな声で、ビシバシ物事が処理される。

 

おじいちゃんも、おばあちゃんも、皆が一様に早い。

それはまるで不要な処理を省いた、清潔感のあるアルゴリズムの様だった。

 

即座に列は短い蛇になり、本当に約3分で私たちはタクシーをあてがわれた。

決して丁寧ではないが、心地良いほどの誘導速度である。

 

 

目の前に大量の荷物をトランクに乗せ、タクシーの後部に乗り込む。

運転手に行き先を告げると、運転手は無言で運転を始めた。

 

空港から宿泊先まで、高速で約40分

何やら肩の力が一気に抜けた、快適なドライブの始まりだ。

 

 

最初はそう思っていた。

 

しかしやはり、そうはパンダが許さなかった。

何やら中心部に近づくにつれ、運転手が大声で話しかけてくるのだ。

 

猛烈に質問をしてくる運転手に、はてなマークも飛びまくりだ。

仕方がなくフラフラのもちこを起こし、何を言っているか聞いてもらった。

 

この運転手は、何を怒鳴ってるのだ?

何かしらげきおこなのか?

 

彼は何をアピールしているのだ?

私はもちこに尋ねてみた。

 

もちこ「いや、決して怒っている訳ではないよ

ただ声が大きいだけで、大抵の中国人の方は声が大きめなんだ。」

 

 

ああ、そうなのか。

疑ってごめんね、運転手さん。

 

しかし、何を質問しているのだろう。

もしや日本人?観光で来たのかい?的な質問なのか。

 

もちこ「いや違う。

彼は『何処に行けばいいのか?』を聞いてるよ。」

 

 

( ゚Д゚)?

 

何処に行けばいいか?

それは最初に理解してから、その上で出発したのではないのか?

 

とりあえずで、中心部に向かっている感じなのか?

なんかそういう感じなのか?

 

もちこに訳して貰うと、どうやらそういう感じらしい。

とりあえず中心部に出てから、そこからもう一度行き先を確認するスタイルらしい。

 

なるほどなるほど。

 

とりあえず中心に出てから、そこから細かな住所を探すスタイルなのか。

確かにそれでも、結果として目的地に着けばよい。

 

私の日本人としての細かすぎる部分は、まさに無粋な部分である。

ここは速度の国、中国なのだ。 

 

 

しかし。

ここからが、最も長かった。

 

住所を見せ、ホテル名を見せ、アプリで詳細な地図を見せた。

にもかかわらず運転手の方は、一向にピンと来ていないようだった。

 

最終的には、知らない場所に行けるわけがない!とアピールし始めた。

知っている場所じゃないと運転できないよ!と、結構なお声である。

 

 

おお…確かに正論である。

場所を知っていないと、当然行けるわけがない。

 

確かに地図もなく、この広い北京を彷徨えるはずもない。

しかし貴方はなぜ、最初に私たちを乗せてくれたのだ。

 

乗車時に行き先を告げたら、あんなにも自信たっぷりだったじゃないか。

あの頃のあなたは、どこに行ってしまったのだ。

 

 

そして最終的には、宿泊先に電話をかけることになった。

そして宿泊先までの行き先を聞いてくれと、スマホを運転手さんに手渡した。

 

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そしてこのおもちゃの様なカメラケースは、もちこのアイフォンケースである。

あまりにファニーな見た目のため、運転手さんもビツクリである。

 

なんだこのおもちゃは?と戸惑う、運転手さん。

しぶしぶ電話を受け取り、宿泊先の方と話をする姿は大変な愛らしさだった。

 

 

しかしその話の内容は、結構なケンカ腰である。

お前のホテルはどこなんだ!と、可愛い携帯に語りかけていた。

 

そして約5分間の攻防の末、ついに宿泊先近くまで辿り着いた。

周囲は完全に暗くなり、北京市内とは思えない雰囲気だった。

 

ホテルの付近と思われる場所でタクシーは止まり、完全に暗闇に放置される。

乾燥した街の冷たい空気が、何とも心地良い雰囲気だった。

 

初めての中国の街並みを見たかったが、これから約2週間もある。

そのため本日は大人しく、宿で爆睡することにしよう。

 

 

しかし、ホテルが全く見つからない。

ここでグーグル先生の機転が無ければ、きっと野良犬と野宿していただろう。

 

やっとの思いで看板を発見した時には、既に現地の23時。

真っ暗な暗闇の中に、ふわりと赤文字でホテル名が浮かび上がっていた。

 

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受付が優しい北京城市庭院客桟

 

到着した宿泊先は、北京城市庭院客桟。

1泊1人で約180元(3000円)と格安とは言えないが、大変口コミも良い場所だった。

 

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ここだ。

この場所こそ、先ほどの運転手さんが探してくれていた場所である。

 

約50元(850円)のタクシー代も、大変お安いものである。

運転手さん、ここまで連れてきてくれてありがとう。

 

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まるでラスボスの部屋の様な重苦しい扉を押し、そっと中を覗く。

そこには先ほど運転手と討論を繰り広げたと思われる、受付女性がいらっしゃった。

 

ニコッと笑いかけてくれる女性に、背中の荷物もふわりと軽く感じる。

しかしもし予約が取れていなかったら、完全野宿が確定する緊張の瞬間だ。

 

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中は深夜にもかかわらず、美味しそうな食事の香りに包まれている。

恐らく夜食を食べていたと思われる女性の口元は、少しモグモグしていた。

 

受付中に貼られた、中国らしい写真の数々。

あぁ、私は中国に着いたのだなぁ。ねこやま

 

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もちこが中国語で受付をしている間、そそくさとビールとお水を購入する。

まだ相場など一切分からないが、ここは一本1000円でも買ってしまおう。

 

覚えた数少ない中国語でピージョ(ビール)をくださいと伝え、近くの冷蔵庫からピックする。

『ください』は完全に日本語にも関わらず、受付女性は笑顔で対応してくれた。

 

お値段(1元17円で換算)
  • 啤酒(ビール)6元(102円)
  • 水      3元(51円)

 

やたら乾燥する空気から、私の喉を癒してくれる一杯の啤酒。

これが約100円で買えると言うのだから、何と最高なのだろう。

 

喉を鳴らしながら、受付女性にパスポートを提示する。

それは口コミにまごうことのない、何とも丁寧で心地良い対応だった。

 

Rìběn’リーベン(日本人?)と聞かれ、私も笑顔でYESと答える。

ウェルカムだよ!的な事を言われた気がしたので、さらに3倍の笑顔をお貸しした。

 

しかしなぜ英語で答えたのかは、今なお謎である。

YES / NOくらいは、マナーとして事前に覚えておくべきだった。

 

 

そして鉄の部屋の鍵を預かり、ホテルの中庭に通される。

そこには強烈な色彩のライトアップが施され、まるでラ〇ホのような色彩である。

 

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しかしそれでもなお、何とも心地良い雰囲気である。

中庭のソファーには既に複数の白人達が座っており、挨拶をくれた。

 

恐らくバックパッカーだと思われる彼らは、既に結構なビールを飲んでいた。

彼らにとっても格安な啤酒が、机一杯溢れるほどに並べられている。

 

ここでも彼らと会心のHOW ARE YOU?を交わし、自分の部屋を目指す。

そして発見した部屋の扉は、中庭から約15cmほどしか離れていない場所だった。

 

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扉を閉めても尚、同じボリュームの外からの声が聞こえてくる。

そして扉のすりガラスからは、容赦なく妖艶な光が差し込んでくる。

 

薄い扉の向こうには、楽しそうな旅行者たちがワイワイしている。

ざっと6人近くの旅行者たちが、中国の夜を満喫しているのだ。

 

恐らくトランプをしているのだろう、時折上がる彼らの歓声。

その度に感じる、圧倒的な異国感。

 

 

何と最高なのだろう。

これぞ私が求めていた、中国旅感である。

 

正直、この旅では心地良い対応や愛想は、全く求めていない。

普段は出来ない体験を、中国旅行一年生として楽しみたいだけである。

 

時にはぼったくりタクシーや、食べられない食事も歓迎だ。

笑い話になるならば、野良ワンコにカプられても平気である。

 

きっと快適で100点な旅を求めると、この旅は失敗する。

日本で感じる快適さよりも、現地の人に触れ、沢山の経験をしたいのだ。

 

 

そんな意識高い系旅行者のセリフを、私はもちこに語り掛けた。

きっと共感してくれるだろうと、淡い期待を抱きながら。

 

しかしもちこからの返答は、一切なかった。

音速でユニクロのパジャマに着替えた彼女は、既に夢の中である。

 

 

そうだった。

 

彼女の胃腸は、未だぶっ壊れたままである。

私の急務は、彼女の胃腸を数日で完全回復させることである。

 

 

しかし私の元気100倍の胃袋は、機内食から何も食べていないと訴えている。

何か食わせろと言わんばかりに、盛大に鳴り響いていた。

 

そそくさとリュックを漁り、早急に食べられるものを探す。

そこには日本から持ってきた、3枚の煎餅が横たわっていた。

 

 

人生初の中国初の食事は、お煎餅

何とも楽しい思い出が、また一つ増えてしまった。

 

中国旅行記②に続く~