ねこやまローカボ日誌

美味しいご飯を気にせず食べたい、食べさせたい。だから厳選ローカボレシピを紹介させて。

中国旅行記⑫ 想像を超える、桂林七星公園鍾乳洞の未知の色合い

想像を超える、桂林星公園鍾乳洞の未知の色合い

 

未知の色彩。

 

これほど見知らぬ色の組み合わせに、出会えると思わなかった。

強く記憶に残った、そんな中国の魅惑の色彩感覚。

 

桂林・七星公園鍾乳洞。

初めて訪れたその場所は、息切れするほど楽しい場所だった。

 

これは遅めの夏休みを使った、2週間の中国旅行記。

皆様に少しでもお楽しみいただければ、最高に幸せだ。

 

前回までの旅行記はこちら

 

 

 

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象山景区から七星公園へ

象山景区から七星公園へ

 

アイスを食べながら、象の山を何度もチラ見する。

その巨大な石象は、写真に何枚収めても物足りない光景だった。

 

周囲には他にも綺麗な建築物があったが、その中でも象山は別格だ。

この近くに幼稚園があれば、きっと子供達は毎日象の絵を描くだろう。

 

そんなことを考えながら、ぶらりと散歩を楽しんでいた。

するとそんな象山の凄さを印象付ける、大きな石盤に遭遇した。

 

象山景区の石盤

 

象鼻山。

 

どうやら先ほどの巨大な石象は、象鼻山が正しい名称の様子らしい。

確かにぴーん!と伸びた大きな鼻は、最大のチャームポイントである。

 

しかし気になるのは、その石盤に書かれた謳い文句

国家AAAAA級とは、一体どのくらいの凄まじさなのか。

 

もしかしてこの象山は、この中国における最高峰の自然物なのだろうか。

いやこの国の性格を考えると、国家AAAAAAA級くらいまで存在してもおかしくない。

 

しかしそれでもなお、この象山がなんだかすんごいと再確認できた。

日本に帰国したら国家AAAAA級って見たことある?と、友人にどや顔で伝えよう。

 

 

そして散歩を一通り満喫した私たちは、いざ次の公園に移動することにした。

それが象山景区から少し離れた場所にある、七星公園という場所である。

 

そしてその公園には、大変魅力的な鍾乳洞があるらしい。

口を揃えてヤバいと言われるその鍾乳洞とは、一体どんな場所なのだろう。

 

私たちは象山景区を出て、大きな道でタクシーを取った。

どうやら自転車で行ける距離ではないらしく、時間節約も兼ねての散財だ。

 

すぐに一台のタクシーが現れ、手を上げるとすっと停車してくれた。

本日二度目の女性運転手だったため、もちこも気軽に訪ねている。

 

桂林のタクシー

 

七星公園って面白い?

そこの鍾乳洞見たことある?

 

そんな質問を投げかけると、女性運転手はなぜか苦笑する。

そして全然言いずらそうな様子もなく、サクッと教えてくれた。

 

 

ただの自然だよ。

お金出すと勿体ないよ。

 

なんと素直なのか。

まさか本日のお楽しみを、こうも正面から否定されるとは思わなかった。

 

日本ならば、もう少しやんわり包み込んだ表現にしてくれるだろう。

しかしこの素直さがまた、この国の良さなのかもしれない。

 

漫画のように凹む相方もちこを見て、思わず笑ってしまいそうになる。

ただ確かに自然公園に行くのだから、ただの自然という表現もある意味正解だ。

 

桂林のタクシー

 

そして象山景区から、タクシーに乗ること約5分。

私たちは、タクシー運転手曰くただの自然に到着した。

 

入り口では先ほど購入したチケットを見せ、びりりと破って入場する。

確かに観光客の数も少なく、本当にただの自然だけなのかと不安がよぎる。

 

桂林七星公園

 

しかし入場すると、気合の入ったオブジェにお出迎えされる。

この中国漢字の独特の美しさが、また私達観光客の心を鷲づかむのだ。

 

先ほどまで少し疑っていた気分も、このビジュアルで一気に払拭される。

沢山の花や造園も周囲に広がり、快晴の空に最高にマッチしている。

 

そしてもし仮に自然しかなくても、それはそれで良いかもしれない。

これほど天気が良いのだから、お散歩だけでも十分楽しいだろう。

 

クリック一つで旅に出かけませんか?

 

広大な自然に包まれた七星公園

広大な自然に包まれた七星公園
広大な自然に包まれた七星公園

 

そして入り口からの一本道を歩くと、その広大さに唖然とする。

行けども行けども道があり、もしや全てが遊歩道ではないかと錯覚する。

 

しかし歩けど歩けど、その広大な公園の光景は一向に終わらない。

そしてこの七星公園の目的である、鍾乳洞が見当たらない。

 

私たちは少し不思議に思い、ネットで調べながら散策する。

するとまさかのパンダがいるとの歓喜の情報が飛び込んでくる。

 

パ、パンダいるの!?と二人で驚き、その真偽をネットで確認する。

こうやって全てスマホで調べてしまうのは、現代っ子の悪い癖である。

 

しかし調べれば調べるほど、悲しい情報が溢れてくる。

どうやらパンダは既におらず、悲しい低評価が飛び込んできた。

 

まさかパンダがいないとは…。

私たちはいったい、この公園に何をしに来たのだろう。

 

先ほどまでその存在を知らなかったにも関わらず、パンダ不在の絶望感に包まれる。

もはや鍾乳洞のしょの字も出てこず、二人で立ち尽くしてしまった。

 

広大な自然に包まれた七星公園
広大な自然に包まれた七星公園
広大な自然に包まれた七星公園

 

しかしそれでも自然は、あまりに綺麗だった。

自分達が公園内にいることも忘れ、夢中で写真を撮り続けた。

 

パンダ不在の凶報もさっぱり洗い流され、散歩はどんどん楽しくなる。

歩けば歩くほど、日本では見たことのない植物に遭遇できた。

 

そしてその道程では、中国らしい芸術が飛び出してくる。

それはなぜここに描くのか?と、思わず2度見をしてしまう芸術ばかりだった。

 

七星公園のデザイン
七星公園のデザイン

 

木に描かれた、謎の人物像

 

私達にはこれが偉い人なのかどうか、その真偽すらわからない。

もしくはただ単になんか人が描きたいという、作者の意図があったのだろうか。

 

そしてこの人物像はあらゆる木に描かれており、その視線がざっくり刺さる。

まるで万引き防止にも効果を発揮しそうな、目力の強いデザインだった。

 

岸壁にそそり立つ七星岩 

 

さらにしばらく歩いていると、大きな壁画が現れる。

そこには七星岩と書かれた看板と、見事なオブジェが置かれていた。

 

七星岩の木の龍と石の卵
七星岩の木の龍と石の卵

 

自然物で出来た、龍と卵。

 

龍の形の歪曲した木と、その中心に添えられた石の卵。

まるで本当の龍が我が子を包み込むような、素晴らしいデザインだ。

 

その完成度は非常に高く、思わず立ち止まってしまう。

先ほどまでトイレを探していたにも関わらず、ガン見せざるを得ない美しさだ。

 

桂林の七星岩
桂林の七星岩

 

さらに七星岩の看板に沿って進むと、大きな石の階段が現れる。

ま、またしても階段か!と今日の階段運を呪い、一段ずつ噛みしめ登っていく。

 

するとその側面には写真が飾られており、その内容に引き込まれる。

それはまるで、昭和ロマンを彷彿とさせる色合いだった。

 

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鍾乳洞ディナーSHOW。

 

その写真は、広大な鍾乳洞を舞台にした食事会の光景だった。

つまりどうやらこの先には、待ち望んだ鍾乳洞があるようだ。

 

しかしなぜ、鍾乳洞の中で敢えて食事会を催したのか。

そしてなぜ、これほど多数の色彩で演出しているのか。

 

あまりに煌びやかなその光景は、大変目もチカチカする。

白身魚のムニエルも、極彩色に見えちゃったりしないのだろうか。

 

そんな面白写真に興奮させられ、一気に鍾乳洞熱が再燃する。

私たちのテンションも一気に上がり、階段をずんずん登っていく。

 

桂林の七星岩

 

そして遂に、その入り口らしき場所を発見する。

思いがけずその小さな門構えは、自然を前面に生かした造りだった。

 

石独特の風の冷たさを感じ、少し震えながら中に入る。

するとそこには、ちょっといい感じの雰囲気が待ち構えていた。

 

桂林の七星岩
桂林の七星岩

 

待ち構える、4人の石像

 

これまた偉い方なのか分からないが、結構な守護神感だ。

それぞれが雲の石に乗っているところを見ても、どうやら神様的な存在なのだろう。

 

そのお顔は撫でられまくっており、少しテカテカになっている。

そのご利益は存じ上げないが、私もとりあえず20なでなでくらいしておいた。

 

桂林の七星岩
桂林の七星岩
桂林の七星岩

 

さらに中を進んでいくと、その膨大な広さに恐怖を覚える。

まさか入り口の段階でこれほど大きいとは、まったく想像もしなかった。

 

日本の小さな鍾乳洞とは違い、さすがは中国。

あらゆる規模が大きく、この七星鍾乳洞も例外ではない。

 

もうこれだけで一つの観光地として成立しそうな、由緒ありげな石の階段達

もし私が信仰深いお爺ちゃんなら、一時間は拝んでしまう物ばかりである。

 

桂林の七星岩の入り口
桂林の七星岩の入り口

 

そしてその入り口を抜けても、いまだ鍾乳洞は姿を現さない。

こんなにもじらすタイプの鍾乳洞は、人生で初めてだ。

 

ただその中庭的な場所にも、多数の石像や休憩所が存在する。

その切り立った山を活用した建築は、京都の庭園的な印象である。

 

桂林の七星岩の入り口

 

さらには小さな売店お手洗いが構えられ、ほっと一息に最適だった。

私も思い出したようにお手洗いに急行し、これからの鍾乳洞へと備えておいた。

 

何故ならこの鍾乳洞、どうやら生半可なサイズではない。

それは1プログラム20分を超える、結構な大イベントのようだった。

 

七星公園の予定表

 

近くにはその旨を伝える看板もあり、開始時間が刻まれている。

どうやら先ほど見かけた観光者の方々は、その開始を待っているようだった。

 

私たちも午前中に買ったコーラを飲み干し、その開始時間を待ちわびる。

既に鍾乳洞への期待はすさまじく、もちこもカメラを入念にチェックしている。

 

私も撮りすぎた写真を削除しながら、前半の中国旅行を振り返る。

30枚近い同じわんこの写真などを見ながら、なぜこんなに撮ったのかと反省する。

 

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極彩色に包まれる七星岩鍾乳洞

極彩色に包まれる七星岩鍾乳洞
極彩色に包まれる七星岩鍾乳洞

 

そして開始時間も近づき、私たちは入り口ギリギリまで進んでみる。

するとそこには農民ゲームに興じる受付員が、3人待機していた。

 

どうやらこの国では、謎の農民ゲームが空前のブームのようだ。

タクシーの運転手やホテルの受付など、様々な方が遊ばれている。

 

一体どれほど面白いゲームなのだろうと妄想しつつ、開始時間まで待機する。

すると開始3分ほど前に、受付員が一枚のカードをくれた。

 

七星公園鍾乳洞の名刺

 

それが鍾乳洞をモチーフにした、このカード。

どうやらもちこ曰く、受付の方は名刺にしてね!と仰っているらしい。

 

しかしその裏面のデザインには、鍾乳洞が全面的に押し出されている。

一体このカードを、どうやって名刺として活用すれば良いのだろう。

 

確実に鍾乳洞に喰われる名刺であり、相手様に私の印象はきっと残らない。

恐らく次回お会いする時には、『あの鍾乳洞の方ですね』と言われるに違いない。

 

桂林の七星岩鍾乳洞

 

そんなことを考えていると、遂に鍾乳洞ツアーが開始した。

同時に赤服の案内人の方が飛び出し、その美声で説明をし始める。

 

まずは巨大な壁画に掘られた、大きなキャッチフレーズ的な文字の説明から。

あまり意味は掴めないが、どうやら中国いいでしょ!的な内容らしい。

 

そして直ぐに明かりが落とされ、念願の鍾乳洞ツアーが開始する。

どうやら真っ暗な鍾乳洞を、皆で突き進んでいくスタイルらしい。

 

さらに案内人にフラッシュたかないでね!と言われ、カチッと設定をオフにする。

皆も素直にカメラをいじり、いざ準備万端である。

 

桂林の七星岩鍾乳洞

 

そしてまず最初に飛び込んできた、青紫の蛍光ライト

入り口付近は外の光も降り注ぎ、中がぼんやりライトアップされている。

 

そして待ちきれずに奥を覗き込むと、様々な蛍光色が飛び交っている。

どうやらこの鍾乳洞、非常にカラフルな照明を特徴としているらしい。

 

桂林の七星岩鍾乳洞
桂林の七星岩鍾乳洞

 

案内人の方についていくと、段々とその色合いが加速する。

既に私が知っている鍾乳洞はそこにはなく、独特の色彩に圧倒される。

 

なるほど、なるほど。

これは今までに拝見した、どの鍾乳洞とも違うタイプだ。

 

自然だけでなく、照明という文明とのコラボ作品なのだろう。

これは中国の美意識を満喫できる、最高の時間になりそうだ。

 

最初は単色だった蛍光色も、赤や緑や紫や黄色に。

その独特のカラーリングで、天井全体が埋められていくようだ。

 

桂林の七星岩鍾乳洞

 

そして案内人の方が、ふと立ち止まって説明をくれる。

どうやらこの七星岩の鍾乳洞には、テーマがあるようだった。

 

その鍾乳洞が、どんな風に見えるのか。

そしてどのような意味を持ち、どんな言い伝えがあるのか。

 

煌びやかにライトアップされた岩肌に、芸術的な色彩を施す。

そしてその完成形に、ストーリーを付け加える。

 

なんと逞しい想像力なのだろう。

さすがは西遊記や水滸伝を生みだした、最強お話のくにである。

 

その中国語の説明をなんとなく聞いていると、案内人が一つの方向に指を向ける。

すると周囲からは歓声が上がり、カメラのシャッター音が鳴り響く。

 

鍾乳洞の三人の賢者

 

それがこの、紫色の奥まった鍾乳洞。

どうやら最初のびっくりスポットは、この奥まった場所らしい。

 

そして案内人曰く、ここに多数の賢者が描かれているらしい。

しかし一目ではその賢者を目視できず、何度も目を細めてしまう。

 

すると最初から答えが囲まれたウォーリーの様に、一か所だけがに光っている。

その一点を注意深く覗き込むと、確かに何かか浮かび上がってきた。

 

鍾乳洞の三人の賢者
鍾乳洞の三人の賢者

 

おおお、確かにいらっしゃる。

私だ。と言わんばかりの3人の賢者たちが。

 

長い年月をかけて水で溶けた鍾乳洞が、下から溶けるように上に伸びる。

その自然に出来た3つの岩肌が、まるでめちゃ偉い賢者トリオのようである。

 

いやぁ、なんと素晴らしい圧巻の想像力だろう。

私なら時間が四千年あっても気付けない、かなり細かい場所である。

 

さらには紫色のライトアップも雰囲気を醸し、賢者以外の何物でもない。

思わずその方向に拝んでしまう、高貴で高尚な鍾乳石だ。

 

鍾乳洞の吠える獅子

 

さらには苔の生えた、そそり立つ鍾乳洞の集合体。

そのサイズは耕運機ほどもあり、恐怖すら感じる圧迫感だ。

 

こちらはどうやら吠える獅子というテーマらしく、ムニムニが縦髪らしい。

なるほど確かに100回くらい見れば、そう見える気もしなくはない。

 

しかし正直、獅子よりもムックに見えて仕方がない。

真ん中に目でも備え付ければ、きっと赤茶色が大変似合うだろう。

 

そんなことを考えていたら、さらに巨大なムックが登場する。

それは先ほどの子ムックの、約3倍はありそうなサイズ感だった。

 

鍾乳洞の吠える獅子

 

外部の世界から切り離され、毎日水を穿ち続ける。

その気の遠くなる繰り返しで完成する、大自然の芸術

 

一体この鍾乳洞を作り上げるのに、何千年の時間が必要だったのだろう。

圧倒的な自然の大きさに、涙腺も少し緩みそうになる。

 

誰にも褒められることなく、ただひたすらその形を磨き上げる。

もしかしてこれこそが、私の求める理想の大人像かもしれない。

 

その根気は是非とも、私も見習わなければならない。

次に尊敬する人を尋ねられたら、迷わず鍾乳洞先輩と答えよう。

 

 

そしてさらに案内人の方はヒートアップし、新しい岩にライトを照らす。

するとそこには、まさに圧巻の鍾乳洞アートが待ち構えていた。

 

鍾乳洞の龍の化石

 

龍の鍾乳洞。

 

無茶苦茶にメンズの心をくすぐる、化石的なドラゴンのモチーフ。

まるでRPGに登場するラスボスの様な、抜群のかっこ良さだ。

 

さらにその骨格を際立たさせる、多数の蛍光ライトが眩しく光る。

一体この怪物を倒したら、どのくらいの経験値がもらえるのだろう。

 

まるで全身が宝石で包まれているような、美しい龍のデザイン。

これは子供も大狂喜の、めちゃめちゃに幻想的な光景だ。

 

しかしそれにしても、このライトアップはちょっと凄い。

もしライトを消してしまうと、一体どんな感じになっちゃうのだろう。

 

すっぴんの彼女を見たいような、見たくないような。

そんな複雑な気持ちに包まれながら、写真をパシャパシャ撮りまくる。

 

 

さらにいきなり全ライトが消灯し、周囲は暗闇に包まれる。

私ももちこも観光客も、皆がざわざわ騒ぎ始める。

 

もしかしてこれは、何か特別な鍾乳洞でも始まるのか。

皆がそんなことを期待しているが、暗闇はなかなか終わらない。

 

そして期待が不安に少し変わり始め、周囲のざわつきも声に変わる。

すると鍾乳洞の端から、オレンジ色の明かりがパッと点灯した。

 

これは一体、どんな鍾乳洞なのか。

私ともちこも周囲を見渡し、その存在を確認する。

 

龍の次に来るのだから、もしかしてでもモチーフにしているのか。

そんな期待を探していると、そこには意外な光景が飛び込んできた。

 

七星岩内部の売店

 

売店。

 

広大な鍾乳洞にいきなり灯る、売店の明かり。

そこにはびっくりするほど商売っ気のない、喫煙中のおじさんが座っていた。

 

なぜこのタイミングで、売店をぶっこんでくるのか。

先ほどのどえらいの来ますよ!的な演出は、いったい何だったのか。

 

しかし思わず虫の様に、その明かりに引き寄せられる。

もしかしたら、先ほどの鍾乳洞龍のキーホルダーがあるかもしれない。

 

もしそうだとしたら、記念に一つくらい買っておきたい。

あの特徴的な極彩色は、日本の友人たちに最適なお土産になるだろう。

 

七星岩内部の売店

 

しかし売店のメインは、桂林川下り

どこを見ても川に関連するお土産が、所狭しと配置されている。

 

なぜなのだ。

なぜここで、鍾乳洞グッズをぶっこんでこないのだ。

 

これほど私たち観光客が、鍾乳洞に夢中になっているにも関わらず。

それなのになぜ、この売店の主役は川下りなのか。

 

いつもの貴方たちなら、もっとがっつり売り込んでくるだろう。

もうゆるキャラ鍾乳洞君でも購入する、そんなイケイケの雰囲気じゃないか。

 

七星岩内部の売店

 

さらに中には、明かりすら付けない売店も存在する。

店主は毛布でぬくぬく暖を取り、売る気がないにも程がある。

 

売ってください。

いつもの商売っ気を、前面に出してください。

 

しかしもしかしたら、ちょっと風邪気味なのかもしれない。

それほど鍾乳洞は冷え込み、待っている売店の店主も思いのほか大変なのだろう。

 

でもそういうとこやぞと心で呟き、さらなる鍾乳洞の探索は続く。

どうやらこの売店は、あくまでも中間ポイントのようだった。

 

 

時間もまだ20分近くあり、奥にはさらに道が続いている。

前半の興奮も手伝い、この先の道程も最高に楽しみだ。

 

私たちの奥に広がる、果てしなく煌びやかな鍾乳洞。

じっと見つめていると、なんだか31アイスが食べたくなってきた。

 

中国旅行記13に続く~ 

 

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