ねこやまローカボ日誌

美味しいご飯を気にせず食べたい、食べさせたい。だから厳選ローカボレシピを紹介させて。

中国旅行記④ 平遥古城の魅惑の街並みと、制御不能のレンタルバイク

平遥古城の魅惑溢れる街並みと、制御できないレンタルバイク

 

少し煙たい、平遥古城の朝

初日と同じく、部屋の外から聞こえる話し声で目が覚めた。

 

昨晩は気が付かなかったが、どうやら沢山の宿泊客がいるようだ。

確かに1泊1500円という圧倒的コスパなら、この朝の騒々しさも納得だ。

 

これは遅めの夏休みを使った、2週間の中国旅行記

少しでもお楽しみいただければ、最高に幸せだ。

 

前回までの旅行記はこちら

 

 

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市内から城内に続く、吹き抜け電子カート

市内から城内に続く、吹き抜け電子カート

 

パジャマのまま外に出ると、そこには大きな中庭が広がっていた。

まるで映画ベストキッドに出てくる様な、風情爆発の石張り空間だった。

 

宿泊先の二階のベランダでは、お爺さんがゆっくり両手を差し出している。

寝ボケているのではなく、きっとあれは本場の太極拳なのだろう。

 

鳴り響くBIGBANGの目覚ましが止まり、相方もゴソゴソ目を覚ます。

どうやら彼女の胃腸も、70点程度まで回復したようだ。

 

そして15分しか使えないシャワーのお湯を、5分と10分で仲良く分割する。

絶対不可能だと感じた5分間でも、意外と慣れれば余裕である。

 

さらに昨日と同じ服を着て、街に繰り出す準備を終える。

中国到着3日目にして、初めて観光らしい観光ができる一日だ。

 

さぁ、いこう!

ポケモントレーナー並の元気の良さで、私たちは3日目を開始した。

 

市内から城内に続く、吹き抜け電子カート

 

古城の街は全体的に少し煙たく、暖炉の様な香りが充満している。

昨晩からずっと気になっていたが、これは一体何なのだろう。

 

そして東京から持参したるるぶ的な本を広げ、古城中心までの道を探す。

不思議と右手にるるぶを握ると、観光の雰囲気が俄然湧き上がる。

 

すると本には、歩くとめっちゃ迷うよ!的なことが書いてある。

どうやら中心部に行くなら、何か乗り物に乗るのがお利口さんらしい。

 

しかし周囲を見渡しても、タクシーどころかバスもない。

他の観光客様は、一体どうやって移動しているのだろうか。

 

もちろん、目の前の屈強な乳牛に乗るわけにもいかない。

これは現地感溢れるスクーターでも、ヒッチハイクするべきだろうか。

 

 

すると私たちの目の前に、見慣れぬおじさんが颯爽と現れた。

そしてお困りかい?的な表情で、彼の愛車へ乗車を促してくれた。

 

市内から城内に続く、吹き抜け電子カート

 

そして彼の通気性抜群の愛車に乗り込み、ガタゴトと市内に向かう。

どうやらこの電子カートこそ、城内に繋がる移動手段の様だった。

 

おじさんは道でどんどん乗客を勧誘し、速度はずっしり遅くなる。

それでも約3分程度で、観光名所的な中心部に連れて行ってくれるようだ。

 

終戦後のリンタクに似たそれは、なんとも独特の乗り心地

整備された石畳を曲がる度、ケツが破壊されそうな衝撃が走る。

 

周囲を見渡すと、同じように縦揺れする観光客とすれ違う。

きっと一般道でも走行可能な、合理的な乗り物なのだろう。

 

お値段(1元17円で換算)
  • リンタクっぽい乗り物 2人20元(約340円)

 

すれ違う同業者に挨拶を交わし、おじさんは猛進する。

何千回と往復した道なのだろう、その表情はまさに余裕だ。

 

そしておじさんは、薄暗い小道の手前で止まった。

どうやらここが、おじさんとの楽しい旅の終着地点の様である。

 

市内から城内に続く、吹き抜け電子カート

 

 ここから城内だよ!と、笑顔をくれるカートおじさん。

しかしその目線は、次のお客様候補に完全に釘付けである。

 

あっという間に近くの観光客に声をかけ、愛車へ乗車を促している。

この積極性はきっと、進〇ゼミでは教えてくれない生きる力だろう。

 

おじさんに別れを告げ、私たちは暗い小道を進んでいった。

そして段々と中の光景が広がるにつれ、私たちのテンションは爆発である。

 

最高に素晴らしい平遥古城・城内の街並み

最高に素晴らしい平遥古城・城内の街並み

 

世界遺産、平遥古城内。

 

石畳の上に何百年も変わらぬ、風情無限の無数の街並み。

本当に夢にまで見た、この旅のメインディッシュの一つである。

 

何百と軒を連ねる現地のお店に、今も人々が暮らす古風な住宅地。

旅の定番台詞である見たこともない光景が、視界一杯に広がっていた。

 

何から触れて良いのか、全く分からない。

どのお店から突撃すればいいのか、答えが出ない。

 

圧倒的な歴史景観に包まれ、呆然と立ち尽くす二人の日本人。

初めてディズニーランドに訪れた小学生は、きっとこんな気持ちなのだろう。

 

最高に素晴らしい平遥古城・城内の街並み
最高に素晴らしい平遥古城・城内の街並み
最高に素晴らしい平遥古城・城内の街並み

 

もはや写真に撮り尽くせない、古き良き建物たち。

そのいずれも圧倒的な中国感に満たされ、観光客の足をギュッと止める。

 

何度もこれ中国っぽくない!?と、撮った写真をお互いに見せあう。

きっと訪れた観光客の全員が、このセリフを言うに違いない。

 

 

それほど写真スポットが多すぎて、あらゆる建物を撮影したい。

しかし意外と早く、全部撮ると観光できないと気づくのである。

 

『本当に撮りたい写真だけ撮って、あとはホテルで共有しよう!』

その約束を相方もちこと交わし、私たちは本格的な観光を開始した。

 

するといきなり、相方が目の前のお店に飛び込んだ。

しかもこれ買う!と、謎の購買意欲に満ち溢れているではないか。

 

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城内で手招きする、魅惑のお土産店達

城内で手招きする、魅惑のお土産店達

 

釣られて店内に飛び込むと、無数の瓶に書かれた〇酒の文字。

もしや朝からお酒を飲みつつ観光する、ぐうたら計画を練っているのか。

 

いくら眺めても商品の意味が分からないため、私も店内を散策する。

中国語が読めるもちこは、きっと意味が分かって飛び込んだのだろう。

 

城内で手招きする、魅惑のお土産店達

 

すると笑顔の可愛い店員さんが、おもむろに試飲を薦めてくれる。

こんな朝っぱらから、フワフワ気分になっちゃって良いのだろうか。

 

そして一口頂くと、口内に時差なく香ばしい酸味が広がる。

それは何とも滑らかで美味しい、飲む黒酢だった。

 

CH〇YAの黒酢を超えてくる、柔らかで棘のない酸味

冷えた炭酸水で割ると、きっと至極の飲み物になるだろう。

 

周囲を見渡すと、確かにお料理用の黒酢も沢山販売されている。

そしてその価格は、3ℓ程度で10元(約170円)と表記されている。

 

どうやら平遥古城では、この黒酢が有名なお土産のようである。

確かにこの飲む黒酢は、観光客まっしぐらの美味しさだ。

 

城内で手招きする、魅惑のお土産店達

 

そして気が付くと、もちこが可愛らしいボトルで黒酢を購入していた。

ナイスな買いっぷりに、快適な買い物ツアーへの期待も最高潮である。

 

ただしお値段は、お料理用の黒酢より結構お高め

ただそれでも買わずにいられるか!的な、納得のお味である。

 

お値段(1元17円で換算)
  • 飲む黒酢 500ml 60元(約1020円)

 

そしてねこやまのリュックに入れてね!と渡されたその重さは、約500g。

残り約10日間、私はこの黒酢と仲良く移動することが決定した。

 

しかしあまりに重すぎるなら、途中でこっそり飲むことも可能である。

ただしその場合、成田でさりげなくCHOYA黒酢を購入するとしよう。 

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

さらに黒酢で活性化された胃袋が、元気に空っぽを告げている。

私たちはもちこの胃腸に相談しつつ、朝ご飯を食べることにした。

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

ちょい食いが楽しそうな出来たて小籠包や、大好物の臭豆腐

周囲を見渡すと、様々な中国伝統のご飯屋が乱立している。

 

しかしもはや、ちょい食いでは収まらぬ圧倒的な空腹感。

起きて約2時間、口にしたのは美味しい黒酢だけである。

 

『最初に声をかけられたお店に、迷いなく突撃しよう!』

そんな誓約を立てつつ、よだれを押さえて闊歩する。

 

あぁ、なんと芳しい香りなのだろう。

きっとどこでご飯を頂いても、最高のモーニングに違いない。

 

そう想いながら周囲を見渡すと、一つのお店が目に飛び込んだ。

それは何やら店頭で、おじさんがひたすらシャッシャしている光景だった。

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

もしやこれはと思いつつ、黒酢と共に猛ダッシュする。

おじさんが近づくにつれ、私の気持ちも確信に近づいていく。

 

あれはきっと、この旅で絶対に食べたかったご飯の一つ。

食べたい物リストに列挙した、あの魅惑のフードに違いない。

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

おじさんお手製の、本場中国の刀削麺

 

旅の序盤で、私たちは早くも遭遇してしまった。

おじさんお手製は必須条件ではないが、これぞ絶対外せないご飯の一つだ。

 

小麦粉の塊を右手に持ち、シャッシャシャッシャとリズミカルに削る。

綺麗にお湯に飛び込む太麺が、大釜でグルグル茹でられている。

 

もう90%ここにしよう!と話していると、さらなる追い打ちをかけられる。

その店内には、ぎっしりのお客さんがでごった返しているのだ。

 

これほどまでお客さんでごった返していて、不味いはずがない。

きっと旅サラダなどでも紹介された、有名なお店に違いない。

 

100%ここにしよう!!と決心し、いざ店内に直進する。

そして两位(りゃんうぇい:二名です)とお店の方に告げ、席に通される。

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

店内は非常に広々としており、二名にもかかわらず大卓に通される。

いや実際には、見渡しても小さな席は一つも見当たらなかった。

 

まるで四国のうどん屋さんの香りに包まれ、極上麺への期待が上がる。

こんなに香る手作り自家製麺が、不味い理由が思いつかないのだ。

 

そしてメニューを頂戴し、刀削麺系を二つピックする。

同時にもちこの胃袋をいたわる、スープ系もオーダーした。

 

ちょっと待ってね的な事を告げられ、空腹感がさらに加速する。

待ってて系のフレーズは、人類全員の大好物だ。

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺
朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

日差しも柔らか、気温も暖か。

こんなに心地の良い朝ご飯は、かなり久しぶりかもしれない。

 

ちなみに卓上のお茶らしき鉄瓶は、温めのお湯だった。

中国茶があるよ!とハイテンションの私は、大変恥ずかしかった。

 

そして相方と本日の観光ルートを話しつつ、ゆったり待つこと約10分

オーダーしたご飯が、山盛りで目の前に並べられた。

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

目の前に置かれた、刀削麺炒め刀削麺スープ

どちらも刀削麺で縛り込んだ、本日初のご飯である。 

 

そのサイズは、きっとアメリカでも通用するビックサイズ。

世界遺産の観光地にもかかわらず、まさに圧倒的なコスパである。

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

さらにもちこ愛飲の、トマトとタマゴのスープ

こちらも日本なら6人前だと言い張れる、圧倒的な重さと量だ。

 

もしこのスープを飲み干せば、きっと本日の買い食いツアーは瓦解する。

それほどのボリュームに、唖然と幸福感に包まれる。

 

朝ご飯にも最高な、ゴリ押し刀削麺

 

そして堪らず、刀削麺炒めを一口パクリ

きしめんより弾力の強い、中華系の旨みが一気に駆け抜ける。

 

激ウマである。

これは何とも、激ウマである。

 

中華独特の油もそこまで強くなく、ひき肉の塩気が大変香ばしい。

トマトの酸味と謎のお野菜も、無我夢中ですすってしまう極上の味だ。

 

胃腸が完全ではないもちこも、一本ずつお椀に乗せてすすり食べる。

久しぶりの固形物に、日本語『旨い!』が店内に響いている。

 

そしてスープ系の刀削麺も、大変美味しい。

麺をすする快感と、醤油ベースの出汁の旨さは朝の胃袋に染み渡る。

 

ただどうしてもスープ系は少し味が薄いため、小麦粉の味が強調される。

そのため今回は、刀削麺炒めをゴリ押しの逸品に推薦したい。

 

夢中で麺をすすりながら、あったかスープで時々休む。

この繰り返しに没頭する、何とも最高の朝ご飯だった。

 

お値段(1元17円で換算)
  • 刀削麺炒め  約12元(約204円
  • スープ刀削麺 約14元(約238)
  • トマトタマゴスープ 約12元(約204円)

 

クリック一つで旅に出かけませんか?

 

いくら歩いても飽きない、古城ぶらり散策

 

お腹も幸福に満たされ、まだ時間は朝の10時

これから丸一日観光するならば、熱量的にまだまた食べ足りない。

 

これからモリモリご飯を食べながら、ずんずん散策しよう。

大きな店員さんにお礼を告げ、私たちは美味しいお店を後にした。

 

そして外を見渡すと、再度その光景に圧倒される。

私たちは果たして、一日で全てを回れるのだろうか。

 

いくら歩いても飽きない、古城ぶらり散策
いくら歩いても飽きない、古城ぶらり散策
いくら歩いても飽きない、古城ぶらり散策

 

もはや全てのお店を見ざるを得ない、圧倒的な魅惑の店頭。

何店なのか悟らせない軒先も、観光客の心をガッチリ鷲掴だ。

 

もし一つでも見逃せば、きっと後悔する。

そんなどこか負けられない意気込みで、あらゆるお店に特攻する。

 

しかしこの城内には、時に普通の住宅もこっそり潜んでいる。

何のお店だろ?と歩んでみると、ジモティ―が麻雀に興じている事も少なくない。

 

そして観光地らしく、美味しそうな餐館(ご飯処)も盛りだくさん。

もし私がロシアン佐藤さんなら、きっと追加で2泊は必要になるだろう。

 

いくら歩いても飽きない、古城ぶらり散策
いくら歩いても飽きない、古城ぶらり散策

 

店頭に並ぶ、もはや何皮なのか分からない謎の獣のカーペット

そして炭鉱などで使われそうな、古びたランプやスコップ

 

どうやらこの街は、昔は炭鉱で栄えていたらしい。

そのためつるはし等の、絶対持って帰れない系のお土産も少なくない。

 

店長にその値段を伺いたかったが、冷やかしなのは明らかだ。

中国奥地からつるはしを持ち帰る日本人が、一体どこにいると言うのだろう。

 

いくら歩いても飽きない、古城ぶらり散策

 

そして古いめんこ謎の絵葉書など、興味の矛先は四方に向きまくり。

タモリさんとなぎら健一さんなら、2時間は立ち止まる物ばかりだ。

 

これはあと30歳年を重ねてから再訪すると、もっと面白いかもしれない。

定年後のナイスミドルなら、きっと更なる楽しい側面に気付けるだろう。

 

いくら歩いても飽きない、古城ぶらり散策

 

中には、なぜか4D体験のゲームセンターも点在する。

そしてそこでは子供たちが、一生懸命強そうな恐竜を追いかけていた。

 

ただそれもまた、観光に来た子供達の楽しみ方の一つのカタチ。

世界遺産 平遥古城もまた、時代と共に次第に変化しているようだ。

 

平遥牛肉<

 

さらに平遥古城の名物平遥牛肉も、あらゆる場所で売られている。

これは私が知る中で、最もモンハンのお肉に近い形状だ。

 

平遥牛肉とは、推光漆器(これみつしっき)や繡花鞋(花模様で刺繡された靴)等に並ぶ、平遥古城の名物料理。

牛肉を腐らないように塩等で防腐加工し、煮込んだ保存食である。

 

まるでどデカいお中元のような、圧巻の肉肉しさである。

先ほどの黒酢に付けて食べる方が多く、さっぱり感と圧倒的なハム感が楽しめる。

 

どの食堂でも食べられるため、お土産に購入する前には是非お試しいただきたい。

ただ味わい的には、曹家熏肘(豚の肘肉の燻製)の方がオススメとのこと。

 

そしてさらに歩くと、謎の蝋人形博物館にも遭遇する。

その完成度は、ど近眼の私でなくとも完全に誤認するレベルである。

 

中国で人気の高い蝋人形館は、ここだけでなく様々な街に存在する。

約50元とそこまでお安くはないが、お時間があれば是非ご入館いただきたい。

私は、怖いので無理である。

 

中心部に佇む、城内を見渡せるミニ城

中心部に佇む、城内を見渡せるミニ城

 

そして城内の中央に近づくにつれ、シンボル的なミニ城が見えてきた。

相方もちこが言うには、どうやらここから街並みを一望できるらしい。

 

猛烈にテンションが上がったもちこが、かなりの速度で近づいていく。

絶対登る!と意気込む彼女の眼には、きっと『登る』と書かれていただろう。

 

しかしまさか平遥古城の美しい街並みを、無料で一望できるというのか。

少し無粋な発想だが、こんなお稼ぎスポットを彼らが見過ごすというのだろうか。

 

きっと何かしら係員が存在し、チケット的なものを買うのでは?

しかしそう告げても、相方もちこは絶対タダだ!と大変ご機嫌である。

 

中心部に佇む、城内を見渡せるミニ城
中心部に佇む、城内を見渡せるミニ城

 

そしてミニ城に辿り着くと、やはりこんな感じだった。

城の上に行く小さな階段は、これまた小さな鍵で施錠されていた。

 

表現出来ないほど、ガックリ肩を落とす相方。

どうやら後で調べると、以前は本当に自由に入れたようである。

 

もしかして何か、ミニ城の修復工事かも知れないね。

そんな事を言いながら、気を取り直して歩き出す。

 

まだまだ見るべき魅惑の場所は、盛りだくさん。

きっと彼女のお凹みも、瞬時に治ることだろう。

 

城内で出会う、人懐っこい動物たち

 

そして城内散策では、沢山の動物たちと遭遇する。

この城内は住民達の住居も近いため、わんにゃん達が沢山いらっしゃる。

 

城内で出会う、お店の看板ネコ
城内で出会う、お店の看板ネコ
城内で出会う、お店の看板ネコ
城内で出会う、お店の看板ネコ

 

そしてさらには、入念にストレッチをするお店の看板ネコ

今日も沢山売ったるで!と、やる気も満々だ。

 

観光客に慣れているのだろう、彼はカメラにも全く動じない。

それどころかこの毛並見ろや!と、大変ノリノリのご様子だ。

 

城内で出会う、人懐っこい動物たち
城内で出会う、人懐っこい動物たち

 

そして様々なワンコや小鳥も、私たちの周囲を散策している。

平遥牛肉持ってる?と言わんばかりの、何とも積極的なアピールだ。

 

そんな動物たちにも癒される、石畳の城内散策。

決して飽きることのない、心から楽しませてくれる時間である。

 

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一周6kmの驚異の広さと、移動に最適なレンタルバイク

一周6kmの驚異の広さと、移動に最適なレンタルバイク

 

のんびりと街を散策し、見慣れぬ果物ジュースを飲みながら散策する。

しかし全く日本語のない街並みは、いくら歩けど終わりが見えない。

 

何故ならこの平遥古城、実は一周約6km

普通に歩けばガクブル必須の、運動不足殺しの街並みなのだ。

 

もちろん平遥古城の城内は、恐らく一日で歩き回れる。

体感的には約4時間もあれば、ナイスな散策ができるだろう。

 

ただ今回は、是非とも平遥古城の全容を展望したい。

そのためにも外壁6kmをぐるりと回り、北・南の城壁展望台に登りたいのだ。

 

 

その平遥古城の簡単な全容は、簡単に以下の通り。

つまり私たちは、図のオレンジ色の城壁と場内の周りも散策したいのだ。

 

一周6kmの驚異の広さと、移動に最適なレンタルバイク

 

そして今私たちがいる中央の平遥古城城内は、あくまで観光名所

もちろんこちらも最高に楽しいが、お店がメインでジモティ感はあまりない。

 

そして今回の中国旅行では、あらゆる場所を散策したい。

そのため一周約6キロの城壁に沿って存在する、古城の人々の暮らしを闊歩したいのだ。

 

さらに北・南に存在する古城城壁展望台にも、勿論登りたい。

つまりそのためには、何が何でも強力な移動手段が必要なのだ。

 

 

その移動手段とは、レンタルバイク

 

先ほどからチラチラ目の前を走る、鋼鉄の移動手段。

どこかで借りられるはずの、まさに夢の乗り物である。

 

調べた所によると、この街のどこかにそれは存在する。

この乗り物をゲットして、城壁と場内の間を散策しまくりたいじゃないか。

 

しかしそのレンタルバイクを借りる場所は、ネットにも全く情報がない。

いくら検索しても、笑顔でバイクにまたがる写真しか現れない。

 

そのためここからは、人海戦術でレンタル店を探す必要がある。

要は沢山バイクが置かれている、それっぽい軒先を探せば良いのだ。

 

私たちは城内観光を一旦中断し、一緒にレンタルバイクを探し始めた。

依然としてエネルギー不足のもちこのためにも、出来るだけ早急に発見しよう。

 

バイクに乗ってスススと移動すれば、きっとエネルギーも節約できる。

そうすればより遅い時間まで、そしてより遠くまで観光できるじゃないか。

 

一周6kmの驚異の広さと、移動に最適なレンタルバイク
一周6kmの驚異の広さと、移動に最適なレンタルバイク

 

そして城内のあらゆる場所を散策し、まだ見ぬ愛車を探し出す。

廃墟の様な街外れや入り組んだ小道も、全てが検索対象だ。

 

ただ大抵の小道は住宅地に繋がり、現地の人ともばっちり目が合う。

どしたの?と言わんばかりに、皆が興味津々で見つめてくる。

 

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3号と言えばバイク!と感じるのは、世代のせいだろう。

途中に3号と書かれた謎の扉も発見し、心躍らせて中を覗く。

 

しかしそこにはボールで遊ぶ孫と、それを見守るお爺ちゃんが座っていた。

こんなダミー扉の存在も、私たちの散策心により一層火をつけた。

 

探せど暮らせど見つからぬ、レンタルバイク。

もはやこの街のバイクは、全て貸し出されてしまったのだろうか。

 

やっと見つかるレンタルバイクと驚異のデポジット

 

そして散策すること、約30分

城内周囲をひたすら歩き、私たちは城内の端に辿り着いた。

 

その見取り図は、以下の通り。

つまり私たちは、平遥古城内をひたすら真っすぐ突き進んでいったのだ。

 

やっと見つかるレンタルバイクと驚異のデポジット

 

ヘトヘトになりながら、それっぽい人に手当たり次第に話しかける。

そこで私たちは、なんか貸してくれそうなおばちゃんに遭遇した。

 

彼女はバイクの存在を尋ねると、うんうんと大きく頷いた。

そして某検事ドラマ的にあるよと答えると、私たちを手招きした。

 

しかし近くにバイクは一切見つからず、それっぽい場所も見当たらない。

にもかかわらず彼女はこっちやで!と、謎の路地に連れて行ってくれた。

 

やっと見つかるレンタルバイクと驚異のデポジット
やっと見つかるレンタルバイクと驚異のデポジット

 

絶対に普通は気が付けない扉をくぐり、手招きするおばちゃんの後を追う。

そこは完全に普通の住宅地、もはや商売的な雰囲気はゼロである。

 

住宅の窓越しには、食事中の女性達がじっとこちらをに眺めている。

しかし皆がいつもご飯を食べている気がするのは、私の気のせいだろうか。

 

そして一番奥の扉に入ると、おばちゃんは一つの鍵を持ってきてくれた。

どうやら彼女はバイク屋さんではなく、個人的にバイクを貸してくれるようだ。

 

やっと見つかるレンタルバイクと驚異のデポジット
やっと見つかるレンタルバイクと驚異のデポジット

 

そして渡されたのが、こちらのバイク。

絶対自転車じゃん!の言葉を飲み込む、何とも素敵なフォルムである。

 

座席は今年の流行色でカバーされ、ライトはしっかりテープで補強。

乗った瞬間にライトがずれる、柔軟性に溢れるボディが特徴だ。

 

鍵は前後二カ所に実装され、どうやら最新おばちゃんモデルで間違いない。

この愛車をなんと、出会って5分の日本人に貸してくれるというのだ。

 

やっと見つかるレンタルバイクと驚異のデポジット

 

そしてここから、おばちゃんと相方もちこの値段交渉が始まる。

のんびりとしたおばちゃんの目に、商人の火が灯る瞬間だ。

 

そしてスマホからはじき出されたお値段は、半日で50元(約850円)

もっと高いと想像していたため、即座に商談成立である。

 

 

ただおばちゃんは、まだ何か言いたさそうである。

それはどうやら、大切な愛車が戻らない可能性を恐れている様だった。

 

そのため出来れば、デポジット(預け金)を預かりたいとのこと。

そしてもし本日の20時までに返却すれば、もちろん全額は返してくれると。

 

その金額は、レンタル代の20倍の1,000元(約17.000円)。

一撃で刀削麺が83杯食べられる、子供なら手の震えるお値段である。

 

 

べらぼうに高い。

まるで新車の価格かと疑ってしまう、驚異の感謝価格だ。

 

ただ確かにおばちゃんとしては、愛車を失う恐れもある。

見も知らぬ日本人に、わずか50元で貸すリスクは恐怖だろう。

 

しかしこの旅初めての四桁価格に、かなりの衝撃を受けたのも事実である。

相方に至っては1000元!?と、大声でリピートする始末である。

 

 

するとおばちゃんも、どうやら私たちの心配を感じたのだろう。

左肩に掛けたカバンから雑誌を取り出し、破った紙に何かを書き始めた。

 

レンタルバイクの誓約書

 

何やら日付と値段の書かれた、一枚の紙きれ。

どうやらそれは、おばちゃんお手製の誓約書の様だった。

 

ちゃんと1000元預かったよ!的な、おばちゃんの商人としての証明書。

1000元持って逃げないからね!と、おばちゃんは微笑みながら伝えてくれた。

 

確かにこれがあれば、勝手に刀削麺を83杯食べられることもないだろう。

いきなり借りたいと言ったにもかかわらず、ちょっと疑ってゴメンネ。 

 

おばちゃんは笑顔で私たちを見送ってくれ、再度住宅地に消えて行った。

果たして私たちは、彼女の愛車を無事に返却出来るだろうか。

 

お値段(1元17円で換算)
  • レンタルバイク 50元(約850円)
  • バイクの保証金 1000元(約17.000円) 

 

よぅし、これですべてが整った。

移動手段・時間・体調、全てが限りなく満点だ。

 

ではここから、いざこのレンタルバイクで出陣しよう。

そして誰よりも、この平遥古城の街を満喫しよう。

 

そう意気込んだ私はもちこを後ろに乗せ、鍵を差し込み、アクセルを軽く回す。

すると鈍いエンジン音と同時に、違和感のある振動が手に伝わた。 

 

その瞬間に前輪は大きく浮き上がり、バイクはウイリー状態で爆走する。

驚いた私の手を離れたバイクは、約5m先で石畳に転がった。

 

後ろからは本当に気を付けてね!と、おばちゃんが手を振っている。

どうやらこの国では、バイクすら制御不能のじゃじゃ馬のようだった。

 

旅行記の続きも宜しければ。

 

魅惑のアジアにちょっと出かけませんか?