ねこやまローカボ日誌

美味しいご飯を気にせず食べたい、食べさせたい。だから厳選ローカボレシピを紹介させて。

中国旅行記⑧ 風光明媚な桂林川下りの景色に、色々洗われるの巻

風光明媚な桂林川下りの景色に、色々洗われるの巻

 

全力で挑む、世界遺産 桂林川下り

決して忘れられない記憶になるだろう、最大のメインイベント。

 

徹底的に休息を取らされた、川下り前日。

私の胃腸は、確実に以前の力強さを取り戻していた。

 

これは遅めの夏休みを使った、2週間の中国旅行記

皆様に少しでもお楽しみいただければ、最高に幸せだ。

 

前回までの旅行記はこちら

 

 

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全てが揃う桂林の素敵なお土産

全てが揃う桂林の素敵なお土産

 

真っ暗な部屋の天井に、カーテンから光が差し込んでいた。

どうやら外の渓谷に、夕方のライトアップが点灯したようだ。

 

近くにあるスマホの時計を摘み上げると、既に夜の19時。

すでに約2時間近く、一人で熟睡してしまっていた。

 

布団もフカフカとカタカタの中間で、大変寝やすい心地良さ。

さらに気温も心地良く、最適の熟睡日和で間違いない。

 

コンタクトを付けたまま寝ていたため、少し不快なカピカピ感。

これは出来るだけ早急に、保存液を買わなければならないだろう。

 

しかしここまでの旅の中で、一度も出会えなかったコンタクトの保存液

私のこの目覚めの不快感は、一体いつまで続くのだろう。

 

 

そんな事を考えていると、相方もちこが部屋の扉をコンコン叩いた。

中からカードキーで閉めているため、開けてくれ!と叫んでいるのだ。

 

耳慣れた日本語にホッとして、中から鍵をカチャリと開ける。

すると芳しい戦利品を携えた、もちこがニヤリと笑顔で立っている。

 

どうやら約束の二時間を目一杯使い、素敵な買い物が出来たらしい。

彼女は自分のご飯と一緒に、私への沢山のお土産をプレゼントしてくれた。

 

全てが揃う桂林の素敵なお土産

 

まずは久しぶりにであった、ポカリスエット

まさに寝起きの今、私と私の胃腸が最も欲しかった飲み物だ。

 

どうやらこの桂林には、大きなドラッグショップがあるらしい。

watsonと言われる、中国や台湾で人気のマツキヨ的な店舗である。

 

ん?ドラッグストア?

と言うことは、まさか?

 

そう尋ねると、相方はさらにどや顔になった。

めっちゃ探したよねと言いながら、念願のアレを袋から出してくれた。

 

全てが揃う桂林の素敵なお土産

 

コンタクトの保存液

 

一体あなたを、どれほど待ち焦がれたか。

やはり水道水は、決して貴方の代わりにはならなかったのだ。

 

これほど嬉しいことが、アムロ以外にあっただろうか。

これぞまさに、この旅に最も必要なアイテムに違いない。

 

これで遂に、不快な朝から脱却できる。

あの30秒は目を開けられない、最悪なカピカピ地獄からおさらばである。

 

全てが揃う桂林の素敵なお土産

 

さらにはココナッツと苺の、冷たいアイス

どうやらドミトリーの隣に、人気のアイス屋さんを発見したらしい。

 

一口パクリと食べると、脳まで響く衝撃の甘さ

体が一気に目覚め、糖分を補給した脳がフル回転で働き始める。

 

しかしその味は、まさに極上だった。

働きアリもその場で食べ始めるほどの、素晴らしい美味しさである。

 

全てが揃う桂林の素敵なお土産

 

さらには一個一元で売られていた、謎のお漬物

これは単純に、相方もちこの大好物である。

 

しかしこれは固形物のため、今日の私は食べられない。

申し訳なさそうに相方にそう告げると、これ私のだよ?と、ひょいと奪われる。

 

どうやらこのお漬物は、ただの自慢だったようである。

しかし一個一元のお漬物とは、中々に素晴らしいコスパである。

 

お値段(1元17円で換算)
  • ポカリスエット350ml  4.5元(約77円)
  • コンタクト保存液   22元(約374円)
  • チョコ・ココナッツアイス 12元(約204円)
  • おつまみザーサイ   1.2元(約20円)
  • 白米  5元(約85円)

 

もちこはさらに、不思議なおかずを白米とモリモリ食べ始めた。

しかし私もお腹が減ったため、何か食べたい!とダメ元で訴えてみた。

 

そういえば先ほど、受付隣のカウンターでご飯も売られていた。

私たちは晩御飯がてら、ちょっと覗いてみることにした。

 

世界対応されたドミトリーの素敵な食事

世界対応されたドミトリーの素敵な食事

 

受付には二人の女性がおり、厨房らしき所からパンを運んでいる。

中国で初めて見るパンに、もう50元でも買って食べたい衝動に襲われる。

 

そしてサンドイッチやパスタなど、久しぶりご飯が溢れている。

中華三昧だった私たちにとって、まさに食の休息地だ。

 

世界対応されたドミトリーの素敵な食事

 

綺麗な受付女性からメニューを貰い、ずらりと並んだご飯を眺める。

価格は思っていたより高くなく、余裕で手が出せる範囲である。

 

確かに平遥古城の12元刀削麺と比較すると、少し高めかもしれない。

それでもなおイタリアンという付加価値の前では、何故かお安く感じてしまう。

 

夜はカクテルやショットなども置かれ、どんちゃん騒ぎにも完全対応。

しかしお酒を眺めていると、どこ見てんねんと相方に怒られる。

 

加えて私の胃腸は、まださすがに固形物はイケそうにない。

ここは温かくホッとする飲み物で、さらなる回復を目指しておこう。

 

ドミトリーの美味しい食事

 

私たちは注文を済ませ、ふかふかのソファーに腰を下ろした。

ソファーの後ろには猫砂が置かれており、どうやら主は大変ネコ好きの様である。

 

さらに坐っている時にも、足元をにゃんこが散歩する。

毛並みの整った綺麗な白黒、恐らく名前はオセロではないだろうか。

 

ドミトリーの美味しい食事

 

ツンデレなオセロを眺めていると、受付女性が飲み物を運んでくれた。

これぞ鉄板の、蜂蜜柚子ティーである。

 

教科書通りの美味しさに、蜂蜜のホッとする甘み。

あぁ、なんと美味しいのだろう。

 

胃腸が一気に温まり、今ならトンカツくらい食べられそうである。

カップ底の柚子も綺麗に平らげ、明日の朝も飲みたい!などと会話も進みまくりだ。

 

ドミトリーの美味しい食事

 

さらに相方のスパゲティも到着する。

久しぶりのイタリアンの香りに、もうお互いメロメロである。

 

パスタの麺もしっかりと茹でられ、中華独特の脂っぽさもない。

さっぱりとしたソースが、中華に染められた胃腸を誘惑している。

 

もちこは一口食べると、すんごい旨いとご満悦だ。

炭水化物の時点で旨いのだから、この状況ならまさにパーフェクトだ。

 

私も一本お裾分けを頂戴し、20回噛みつつこれを味わう。

おおこれぞ、レシピ通りのイタリアンスパである。

 

味は恐らく、日本の冷凍食品の中の下の上くらい。

しかしそれでも久しぶりのイタリアンは、最高に美味しかった。

 

お値段(1元17円で換算)
  • 蜂蜜柚子ティー 15元(約255円)
  • イタリアンスパゲティ 22元(約374円)

 

心地良いドミトリーの環境

 

さらにロビーには食事中のパッカー達がおり、皆一様に挨拶をしてくれる。

パンを食べるもの、ビールを飲むもの、その楽しみ方は多種多様だ。

 

しかしなぜ白人とは、あれほど標準装備でイケてるのだろう。

私がグッチを着て彼らがシマムラを着ても、その勝敗は明らかである。

 

さらにAMAZONでダウンロードしたアニメを2人で見ていると、次第に夜も更けていった。

お酒を飲み始める人々も増え、ビリヤード場は大変な活気である。

 

 

어디에서 왔는가?

 

アニメのセリフだと思っていると、ふと一人のパッカーに話しかけられる。

それは恐らく韓国語だと思われる、全く未知の言語だった。

 

(*‘∀‘)?という顔を見せると、中国語・英語、様々な言語で話しかけてくる。

しかし私たちを韓国人だと思っている彼は、基本韓国語で話をしてくれた。

 

日本人だよと告げると、おお~!!と不思議なリアクションをくれた。

彼もまた、この中国をグルグル周回しているらしい。

 

そんな彼は、まさに驚異の社交性の持ち主。

イヤホンをしている人にも話しかけ、さらにオセロにまで何かを語っていた。

 

きっと友人が多いだろう彼は、明日は一体どこに向かうのだろう。

その場所でもきっと、彼には沢山の友達が出来るに違いない。

 

そんな事を考えながらアニメを見ていると、なんだか次第に眠くなった。

ペルソナを5話見終えたところで、私たちは明日に備えて眠ることにした。

 

クリック一つで旅に出かけませんか?

 

値段の異なる、二種類の桂林川下りツアー

値段の異なる、二種類の桂林川下りツアー

 

10月17日、朝。

 

今日はついに、念願の桂林川下りの日である。

私たちは事前に申し込んだ、ツアーのパンフレットを眺めていた。

 

その種類は、二種類

 お一人420元の、バブリー観光客船コースか。(4時間 約7,140円)

または一人約180元の、小さな個人ボートコースか。(2時間 約3.060円)

 

価格が倍以上離れている、この二つのコース。

前者はこれからの旅を考えても、決してお安くない料金である。

 

しかし約二時間にも及ぶ、小さなボートでの川下り。

こちらは果たして、色々と大丈夫なのだろうか。

 

まず途中でトイレに行きたくなったら、一体どうするのだろう。

まさか川に受け止めていただくなど、そんな罰当たりな事は有り得ないはずだ。

 

さらに雨が降ったり川が氾濫したら、流されちゃったりしないだろうか。

パンフレットを見る限り、おじさんが竹ボートにニコッと乗っているだけである。

 

ただ観光客船の場合、正直言って値段がやばい

さらにバックパッカー感は皆無であり、本当にこれでいいの?感にも包まれる。

 

しかし4時間もの長時間、優雅な川下りができるのは最高に魅力的だ。

さらにご飯やガイドも付いており、車での送迎まで完備されている。

 

もしここでお値段をケチって、悲しい記憶になっても嫌である。

さらによく考えれば、新宿で一回飲む程度の価格ではないか。

 

熟考した私たちは840元をお財布から出し、受付で川下りを申し込んだ。

これが昨日、寝る前のハイライトである。

 

そして今、私たちは迎えのお車を待っている。

まだ7時半、この旅では少し遅めのモーニングである。

 

ドミトリーのロッカー

 

さらに今夜は川下りの終着点で一泊する。

つまりこのドミトリーに戻ってくるのは、明日のお昼になるのだ。

 

勿論川下り後に戻れるのだが、その終着点もまた魅惑の街

陽朔と呼ばれる、屋台や沢山の山々に囲まれたスポットなのだ。

 

そのため受付でロッカーを借り、大きな荷物を全て入れておく。

明日戻って来るよ!と伝えると、受付女性もにっこり送り出してくれた。

 

中国人の素直さ溢れる川下り送迎バス

中国人の素直さ溢れる川下り送迎バス

 

ドミトリーから外に出ると、街はもう完全に目覚めていた。

道路にはびゅんびゅんバイクが走り、皆が元気いっぱいである。

 

私たちは目の前の街路樹の隣に座り、送迎の車を待ちわびた。

しかし約15分、いくら待ってもそれらしい車は現れない。

 

場所間違えたかな?と考えながら、周囲をぐるりと見渡してみる。

すると道路の向かいで誰かを探している、白いバンの運転手と目が合った。

 

桂林川下りまでの送迎バス

 

慌てて駆け寄ると、お兄さんは何かのリストを見せてくれた。

そこにはMOCHIKO(※実際の氏名)と書かれた、未チェックの氏名欄が書かれていた。

 

これこれ!と指差すと、お兄さんはがたつくバンの扉を開けてくれた。

ウキウキしながら飛び乗ると、既に先客がギッシリ集まっていたのだ。

 

前の席の中国人夫婦も、これからの川下りにどうやらワクワクだ。

さらに日本語で話していると、るーべん?(日本人?)と話しかけてくれた。

 

日本大好きだよ!と中国語で言われ、なんだか気分もルンルンである。

まるで自分が褒められたような、誇らしい気分でいっぱいだ。

 

桂林川下りまでの送迎バス

 

そして出発したバンはすぐに止まり、運転手がおもむろに外に出た。

すると彼はタバコを吸いながら、他の参加者を待つからね!と教えてくれた。

 

近くには沢山のバンが集合し、同じく運転手がタバコ休憩を行っている。

どうやら様々なホテルから、申込者をピックアップしているらしい。

 

桂林川下りまでの送迎バス

 

そして撮り貯めた写真を眺めていると、運転手さんが呼びに来てくれた。

どうやらここから、大きなバスに乗って移動するらしい。

 

先ほどの中国人夫婦も荷物を抱え、皆がバスに移動する。

どうやら今回、約30人近くの結構な団体で行動するらしい。

 

そこには女性のガイドさんも同伴し、英語も中国語も堪能でいらっしゃる。

流石は一人420元、ハイクラス散財川くだりの特権である。

 

桂林川下りまでの送迎バス

 

あっという間にバスは一杯になり、あらゆる国籍の言語が飛び交っている。

英語・韓国語・中国語にフランス語、不思議と日本語は私たちだけだった。

 

さらにバスツアー恒例の、ガイドさんの挨拶が開始された。

皆さん元気ですかー!の大きな掛け声で、バスは動き始めた。

 

普段なら少し恥ずかしい、この手の挨拶。

しかしテンションアゲアゲの乗客は、もう元気ですよー!の大合唱である。

 

こんなにやり易い空気感なら、きっとガイドさんも楽しいに違いない。

思わずそう思ってしまうほどの、温められた空気である。

 

特に注目するべきが、この中国人たちの素直さだ。

大人も子供も一様に、おはようございまーす!と連呼している。

 

日本人なら少し恥ずかしがってしまう、この手の雰囲気。

彼らは何も躊躇せず、お姉さんの呼びかけに全力で呼応している。

 

桂林川下りまでの送迎バス

 

更にはガイドさんから、川下りシールを貼るよう指示される。

これはツアー参加者だと判断するための、いわば目印である。

 

このシールがバスガイドさんにより、一番前の人に大量に渡される。

そしてそれが前から後ろへ、授業中のプリントのように送られてくる。

 

まるで小学生の遠足の光景に、思わずほっこり心が温まる。

そしてそれと同時に、ダサいと本音が飛び出してしまう。

 

出来るだけ目立つ所に貼ってね!

 

ガイドさんにそう言われ、思わず手に貼ったシールを肩に張り直す。

確かにここで恥ずかしがって手元に貼ると、困るのはガイドさんである。

 

周囲の白人仲間達も、しぶしぶ目立つところに張り直す。

中にはi-Phoneに貼っていた、シャイボーイも複数散見された。

 

 

しかし。

 

ここで違うのが、中国人である。

彼らは非常に良い意味で、そういう点には無頓着である。

 

 彼らが貼っていたのは、大半が帽子の正面

もしくは胸元にデデンと張り、その目立ちっぷりは100点だ。

 

何と素直なのだろう。

日本の小学校の高学年ですら、10人に1人は手首に貼るに違いない。

 

にもかかわらず、ここではコワモテのオジサンも帽子にシールが輝いている。

さらにはメガネに二枚貼り、見えない!とギャグまで披露するレベルなのだ。

 

私は心底反省し、ででんと肩にしっかり貼った。

これでやっと、私もこのツアーのれっきとした参加者である。

 

人数に圧倒される川下り集合場所

人数に圧倒される川下り集合場所
人数に圧倒される川下り集合場所

 

そしてバスはどんどん山々を超え、約2時間で川下りの場所に到着した。

さらにそこには、沢山の観光客が集結していた。

 

その数、およそ数百人

今回私たちは、彼らと一緒に川を流されちゃうのである。

 

しかし日本人の声は聞こえず、どうやら私たちは日本代表である。

ここは礼儀正しく、ナイスなカメラワークを披露しようではないか。

 

人数に圧倒される川下り集合場所
人数に圧倒される川下り集合場所

 

川沿いにはずらりと観光船が並び、その光景は圧巻である。

三大建ての客席は、川沿いから見てもゴージャスだ。

 

流石は420元、そんじょそこらのツアーとはひと味違うようだ。

既に50元くらい元を取った気分になり、大変わっくわくである。

 

人数に圧倒される川下り集合場所

 

私たちもガイドさんに誘導され、後をトコトコ付いていく。

すると前から後ろから、喚声に似た喜びの声が上がっている。

 

どうやら中国人のおばちゃん達のテンションが、爆上げの様子である。

もう列が詰まりまくるほど、写真をバシャバシャ撮影している。

 

すると前の白人カップルも、じゃ僕らも!とパシャパシャ撮影を始めている。

そのテンションを痛いほどに共感し、私たちもパシャパシャである。

 

最高にハイテンションな川下りクイズ

最高にハイテンションな川下りクイズ

 

そして船内では各自に席があてがわれ、私たちも指定の席に着席した。

そこには暖かなお茶が用意されており、その待遇もAクラスである。

 

そして席に着くとすぐ、船長的な方が丁寧な挨拶を始める。

ただ挨拶は中国語だったため、恐らく元気ですか!的な内容だったと思う。

 

そして直ぐにガイドさんに交代し、また中国語➡英語での挨拶を開始する。

さらにその挨拶が終了すると、この川下りの簡単な行程が説明された。

 

これから、私たちはどんな場所を川下りで巡るのか。

そしてその場所には、どんな言い伝えがあるのか。

 

沢山の美しい岸壁が、どんな光景を作り上げているか。

そしてそれは、どんな動物に見えることで有名なのか。

 

などなど。

 

そのガイドさんの流ちょうな説明は、大変面白かった。

流石はプロの川下リスト、その説明は脳内再生余裕である。

 

最高にハイテンションな川下りクイズ

 

さらに説明が進んでいくと、一つの写真が紹介された。

それはどうやら、この川下りのメインスポットの一つの様である。

 

説明が始まるや否や、周囲の中国人たちが身を乗り出し始める。

最初は中国語での説明のため意味は分からないが、どうやらクイズの様である。

 

最高にハイテンションな川下りクイズ

 

ガイドさんが言うには、この綺麗な岸壁写真。

ここに7頭の馬が、岩肌に描写されているとのことだった。

 

そしてそれを、皆さんで探しましょう!とのこと。

ふむふむ、どうやらツアー者参加型のクイズ形式の様だ。

 

しかし一目では全然分からない、超難問

もはや7頭どころか、1頭も見つかるビジョンが浮かばない。

 

いくら眺めても、一ミクロンも馬感が見当たらない。

すでに周囲の白人達は、i-Phoneでグーグル先生に尋ねている様子だった。

 

 

ただ、彼らは違う。

 

素直さNO1の中国人達は、身を乗り出し指差し始める。

ここが馬だぁ!!とお爺ちゃんもお婆ちゃんも、超興奮である。

 

いやいやそこじゃないよ!と、隣のおじさんが反論する。

中には僕はもう全部見つけちゃった!と、答えを出し渋る猛者まで現れる。

 

そのテンションは、まさに圧巻。

なぜこれほどに熱くなれるのか、心の底から驚いてしまう。

 

もしや正解者にはマンション贈呈!といった、高額な約束でも交わされているのか。

それほどまでに熱を帯びた、馬はここだ!議論が加速する。

 

そしてガイドさんから答えが告げられる度に、周囲から歓声が沸き起こる。

するとほら言った通りだろ!と、皆がどや顔を交換し合っている。

 

あぁ、何と素直なのだろう。

この素直さがあれば、きっとどんな場所でも明るく生きられるに違いない。

 

私達も楽しさのおすそ分けを貰い、ガイドさんの話の続きに耳を傾ける。

その約20分の彼らとの一体感は、最高に楽しい時間だった。

 

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風光明媚な絶景に震える、桂林川下り

風光明媚な絶景に震える、桂林川下り

 

すると朝のバンで出会った夫婦さん達が、何やらそわそわし始める。

なにやら窓の外に、広大な光景が現れ始めたようだ。

 

丁度ガイドさんも説明を終え、上に行きましょう!とアナウンスをする。

どうやら本格的な桂林川下りが、遂にスタートしたようだ。

 

私たちもカメラを持ち、船の屋上に向かって進んでいく。

もう周囲のワクワク感も、言語の壁を貫く様に伝わってくる。

 

風光明媚な絶景に震える、桂林川下り

 

なんと美しい。

 

何と幽遠な、そして静かな美しさなのだろう。

私のアイフォンでは到底表現できぬ、息をのむ光景が広がっていた。

 

これが世界遺産 桂林の川下りか。

まるでそれは巨大な岸壁に囲まれ、その隙間を神に許可されて進む感覚。

 

客船の三階は風も心地良く、川に流れる水の香りがふわりと広がる。

この川下りとは、これほど心地良いものだったのか。

風光明媚な絶景に震える、桂林川下り

 

周囲には尖った山々が連なり、その一つ一つが躍動している。

本当に大きな生物のような、異様な圧迫感だ。

 

まるで高尾山の親玉が会議をしているような、その圧倒的な数。

その光景を見ると、全観光客のシャッターを切る手も決して止まらない。

 

風光明媚な絶景に震える、桂林川下り

 

綺麗な緑色に生える、自然が現存する巨大な岩。

さらに大きな空洞や洞穴など、沢山の鍾乳洞があるらしい。

 

人の手が加えられていない、この山頂には何があるのだろう。

もし許されるなら、一山毎に一日探検したいレベルである。

 

さらに川沿いには水牛カピバラ(?)も姿を現し、皆が長閑に暮らしている。

動物園の主役たちが、ここでは随所で見ることができるのだ。

風光明媚な絶景に震える、桂林川下り

 

さらに船はどんどん進み、多くの観光客船とすれ違う。

そしてその度に波が緩やかに立ち、岸辺にささーと流れ込む。

 

まるで海に来ているような、広大な心地良さ

大自然と対峙できるこんな時間は、今までになかったかもしれない。

 

風光明媚な絶景に震える、桂林川下り

 

さらにひと際大きく連なる、二つの岩山に差し掛かった時。

周囲の観光客たちが、ゴソゴソ財布からお札を探し始めた。

 

何してるんだろ?と眺めていると、もちこがガイドさんを通訳してくれた。

どうやらここは、川下りならココ!という超有名スポットらしい。

 

桂林川下りの20元札

 

中国20元札。

 

この旅で何度もお世話になり、これからも頼りにしている20元札。

この美しい光景こそ、桂林のこの綺麗な場所がモチーフらしい。

 

昔とほぼ変わらぬ、最高に美しい山々の連なり。

当時はこの優麗な河を、手漕ぎの木船が緩やかに流れていたのだ。

 

そう考えると、より一層グッと心に響き渡る。

この大自然が世界遺産に選考された、その理由が深く理解できた。

 

あぁ、涙が出そうだ。

こんなに素晴らしい場所に、来れたことを感謝したい。

 

指を釣りそうなほどパシャパシャ撮影しながら、目でもその光景を焼き付ける。

そんな素晴らしい時間を、ひたすら楽しんでいた。

 

意外と美味しい船内の中華お弁当

 

そうしていると、ふと観光客からアナウンスが鳴り響いた。

どうやらご飯にしましょう!と、お昼の招集を掛けているようだ。

 

私たちも三階の展望台を後にして、一回の自分の部屋に舞い戻る。

すると各座席には、まるで合宿のお弁当的なご飯が並べられていた。

 

意外と美味しい船内の中華お弁当

 

何だかすごく美味しそうな、香り立つ中華の香り

パッケージには桂林が描かれ、その特別感を引き立てている。

 

思ったより美味しそうな香りに、何だが期待が膨れ上がる。

これはもしかして、ものすごい美味しい系中華なのではないだろうか。

 

そして丁度私の胃腸も、約40%ほどまで回復していた。

ここは相方の許可を頂き、チョイチョイ摘まむことにしよう。

 

意外と美味しい船内の中華お弁当

 

そしてビリリと開けると、何とも男気溢れるご飯の登場だ。

ベジタブルミックスに関しては、お玉でガサッと入れた光景が思い描かれる。

 

しかし一口食べると、これが意外とすごく美味しい

マジで美味しくないとの前評判だったが、約36時間ぶりの固形食のためだろうか。

 

思わず一口だけの誓いを破り、モリモリお肉を噛みしめる。

それは醤油ベースで味の沁みた、THE・中華の美味しさだった。

 

そしてちらりと相方もちこのお弁当を見ると、既に約7割が食べ尽くされている。

前の中国人夫婦もモリモリ召し上がっているため、やはり美味しいお弁当だったのだ。

 

私は1/10のだけお弁当を平らげ、周囲の視線をグッとこらえる。

それはなぜこんなに美味しいのに食べないのだ?という、軽めの視線圧力だった。

 

申し訳ねぇ…と心で謝り、そっとその蓋を閉じる。

日本人には美味しくなかったのかな…と、少し寂しそうな表情が悲しかった。 

 

そしてご飯を食べ終えたら、急いで三階に駆け上がる。

給食終わりにグラウンドを取るように、良い場所を確保したかったのだ。

 

桂林川沿いの絶景

 

しかしそこには既に、沢山の観光客が溢れていた。

皆恐らく、音速でお昼ご飯を食べ終えたのだろう。

 

完全に出遅れた!と感じたが、360度の全方向が100点満点。

何処を眺めても飽きることのない、相変わらずの絶景だ。

 

桂林川沿いの絶景

 

垂直に切り立った崖に、僅かに見える野生の鹿

こんな落ちたら絶対死ぬスポットに、様々な動物が生活している。

 

なぜそんな大変な道を歩くのか、単独インタビューしたくなる。

しかしきっと、崖にしか生えない美味しい草などを狙っているのだろう。

 

個人ボートの衝撃の川下り風景

 

そしてさらに桂林の景色を満喫していると、衝撃的な光景が飛び込んでくる。

私は思わず相方もちこを呼び、私たちは自分たちの選択を褒めちぎった。

 

桂林川下りの個人ボート

 

個人ボート。

 

ぎちぎちの座席の決められた方向に、人々が並びで川を下る。

これぞ私たちが直前まで悩んでいた、もう一つの選択肢だった。

 

見る限り勿論トイレや食事もなく、楽しいガイドさんもお見受けできない。

わずか半額にしただけで、これほどランクが急落するのか。

 

少し高かったが観光客船にして、本当に良かった。

水しぶきを上げまくるボートを見ながら、私たちはほっと胸をなでおろした。

 

桂林川下りの個人ボート

 

更にはカヌー手漕ぎボートなど、様々な川下り手段が現れる。

まさかその他の選択肢が、こんなガチ勢だとは思わなかった。

 

勿論個人ボートにも、個人ゆえの魅力と良さは山盛りなのだろう。

しかしそれでも客船と個人ボートとの落差には、驚きを禁じ得ない。

 

もしこれがご年配の方々なら、結構キツそうな二時間である。

さらにトイレが近い方にとっては、地獄の耐久レースなのかもしれない。

 

皆様が桂林の川下りに向かわれる際には、是非ご参考までに。

ただ次回訪れるなら、こちらのボートも是非利用させていただきたい。

 

旅の終わりと楽しさに溢れる陽朔

 

そんな驚きを感じていると、あっという間に川下りも終盤だ。

私たちは30年分のマイナスイオンを全身で吸収し、残りの旅程を名残惜しんだ。

旅の終わりと楽しさに溢れる陽朔

 

山々も次第に少なくなり、広い大地が広がり始める。

そして同時にあぁ、本当に終わってしまうのかと悲しさも湧き上がる。

 

後続の船も続々と集まり、船の速度も低下する。

きっとこの先に、この旅の終わりが待ち受けているのだろう。

 

旅の終わりと楽しさに溢れる陽朔

 

船内にアナウンスが流れ、終了の雰囲気が伝わってくる。

そして皆が大変名残惜しそうに、忘れ物の有無を確認している。

 

私たちを乗せた観光船は小さな波止場に向かい、そこには沢山の船が集まっている。

どうやらここで他の観光客とは、お別れしなければならないのだろう。

 

旅の終わりと楽しさに溢れる陽朔
旅の終わりと楽しさに溢れる陽朔

 

そして観光船から降りると、様々な露店やお土産屋が視界に入る。

どうやらここもまた、中国の観光スポットの一つの様である。

 

中国独特の、眩しくなるような言葉の喧騒

さらに周囲一体に魅力的に漂う、記憶にない香り

 

何だかこの街、陽朔も非常に楽しそうだ。

至福の川下り終了で凹んでいたが、まだ時間も15時である。

 

胃腸の調子も回復し、何だかガッツリ遊べそうだ。

この国は一体、どれほど私たちを楽しませてくれるのだろう。

 

私たちは旅の支度を再度整え、人込みの中に突撃した。

全く欲しくない鴨のキーホルダーを、売りつけられそうになりながら。

 

中国旅行記⑨に続く~ 

 

魅惑のアジアにちょっと出かけませんか?